九州の
おでかけ情報2019.06
今月は鹿児島県武家屋敷庭園と特攻平和会館、知覧に残る歴史の記憶
薩摩の小京都と呼ばれる知覧。今も残る武家屋敷は質実剛健な薩摩武士の生き様を伝える、貴重な歴史の語り部だ。伝統ある美しい町だが、知覧には特攻基地の悲しい記憶も残っている。武家屋敷の庭園めぐりとともに、先人の想いにも耳を傾けたい。
九州の
おでかけ情報2019.06
薩摩の小京都と呼ばれる知覧。今も残る武家屋敷は質実剛健な薩摩武士の生き様を伝える、貴重な歴史の語り部だ。伝統ある美しい町だが、知覧には特攻基地の悲しい記憶も残っている。武家屋敷の庭園めぐりとともに、先人の想いにも耳を傾けたい。
重厚な石垣に、青々とした生垣が映える本馬場通り。現存する武家屋敷が、隆盛を極めた薩摩藩の歴史と伝統を今に伝える。
武家屋敷が連なる本馬場通り。見学できるのは、国の名勝に指定されている7つの庭園。写真は大島紬を装う女性たち。
西郷恵一郎邸の庭園。枯滝の石組みを高い峯に見立て、そこから続くイヌマキで遠くの連山を表現する。
7庭園のうち6つは枯山水だが、こちら森重堅邸だけが池泉式となっている。
入園料/大人500円・小中学生300円(7庭園共通)
営業時間/9時〜17時
休み/なし
【知覧特攻平和会館】
第二次世界大戦末期、沖縄を守るために行われた特攻作戦。戦闘機で敵の艦船に体当たりする決死の作戦は、多くの悲劇を生んだ。特攻による戦死者1,036名のうち半数近くが、ここ知覧基地から出撃したと言われている。
戦争の悲惨さを後世に伝え、平和の大切さを学ぶ「知覧特攻平和会館」。
重さ250kgもの爆弾を装着した戦闘機で、若者たちは飛び立った。
館内には、特攻隊員たちの遺影や遺品を数多く保管。家族や恋人宛てに綴った手紙を読めば、特攻隊員たちの胸の内がうかがえる。
大人500円・小中学生300円
営業時間/9時〜17時(入館16時30分まで)
休み/なし
全国的にも評価の高い知覧茶。こちらではバーガーやホットドッグ、シュークリームにラテなど、知覧茶を使ったオリジナルメニューをいただける。麓川を挟んで武家屋敷の向い側に位置しており、庭園めぐりの休憩にもぴったり。「みんなの居場所」がコンセプトの、居心地のよい空間となっている。
【CAFE201】
営業時間/10時〜19時
※ランチタイム12時〜14時(13時45分OS)
休み/木曜日
鹿児島の薩摩半島最南端の街・指宿は、その温暖な気候や海に面したロケーション、あちこちにみられるパームツリーの風景から“日本のハワイ”とも呼ばれている。そんなリゾート感満載の指宿の海沿いに建つのが「指宿ロイヤルホテル」。眼前に広がる錦江湾の大パノラマは客室からだけではなく、「古毛曽湯」と名付けられた開放感抜群の露天風呂からも楽しめる。その昔、虚無僧たちが湯治に利用していたことが命名の由来というから歴史ある名様なのは間違いなし。また、豊饒な錦江湾で水揚げされた旬の魚介類をふんだんに使った会席料理は、丁寧な調理と素材のうま味をいかした心配りによりとても好評だ。知覧の武家屋敷街や指宿などの南薩観光の拠点としてだけではなく、充実したホテル時間も堪能できるハイコスパな温泉リゾートだ。
賞品 内容 |
指宿ロイヤルホテル 1泊2食付き無料宿泊券 ※要予約 |
当選 者数 |
ペア2組 4名さま |
応募 期間 |
2019年6月14日(金)~2019年7月1日(月)10:00まで |
有効 期限 |
2019年6月25日(火)から2019年12月30日(月)まで。 |
備考 | 予約時に、BBIQ読者プレゼント無料宿泊券ご利用の旨お伝え下さい。 |
※このプレゼントに関する詳しい情報はプレゼントコーナーまで
PROFILE:花田 伸二(はなだ しんじ)
TNC(テレビ西日本)「ももち浜ストア」コメンテーター/「温泉stay(ステイ)」主催。九州の温泉と旨いものをこよなく愛するコテコテのO型オヤジ。旅行会社の編集長を経て、現在は旅館や地域のPR事業に奮闘中。
鹿児島県南九州市知覧町郡13731-1
【TEL】0993-58-7878
【HP】http://chiran-bukeyashiki.com/
鹿児島県南九州市知覧町郡17881
【TEL】0993-83-2525
【HP】http://www.chiran-tokkou.jp/
鹿児島県南九州市知覧町郡13731-1
【TEL】0993-83-2410
【HP】http://cafe-201.com/
鹿児島県指宿市十二町4232-1
【TEL】0993-23-2211
【HP】https://ibusukiroyalhotel.co.jp/
※記載の内容は、2019年6月現在のものです。予告なく変更となる場合がございます。
こちらにはプライベートな家族旅行で泊まったことがあります。やはり、知覧の武家屋敷観光後のチェックインでした。事前に「父は耳が悪いので話声が大きくて他人にご迷惑かも…」と伝えていたところ、ちゃんと対応してくれていたことや、爽快な海を見渡す露天風呂で父の背中を流したことを今でも鮮明に思い出します。私は仕事柄、年間30泊以上の温泉旅館を体験しますが、鮮明に思い出として記憶され、再訪したい!と願う旅館は10軒も満たしていません。こちらは紛れもなく、そのうちの1軒です。もちろん、源泉かけ流しの泉質の良さや料理の質も申し分ありませんでした。しかも、提供されるサービスに比べると料金もお手頃なのです。お薦めですぞ!