画像:福井 吉郎さん 坂口 弘晃さん

株式会社QTnet SOC運用管理グループ 指令長福井 吉郎さん

株式会社QTnet SOCネットワークマネジメントグループ リーダー坂口 弘晃さん

通信ネットワークやICTシステムのスペシャリストが、24時間365日常駐しているサービスオペレーションセンタービル(SOCビル)。福井さんと坂口さんが所属するオペレーションチームは、BBIQをはじめ、QTnetが提供するサービスのほぼすべての設備を監視しています。運用保守にかける思いや安定したサービス供給に向けた施策について、お二人にお話を伺いました。

4人のチームワークを活かして、通信障害の早期復旧に力を注ぐ

画像:福井 吉郎さん

福井さん:オペレーションチームの最重点目標は、お客さま満足度の向上です。通信障害が発生した際に、サービス停止時間を少しでも減らして、復旧させることが私たちの役割です。例えばBBIQの場合、光TVが数分間見られなくなるだけでも、お客さまにストレスを与えてしまいます。また、光電話やインターネットが利用できなくなると、地域のライフラインに多大な影響を及ぼしかねません。このような事態を防ぐために、複数のオペレーションチームが交代制で24時間365日、監視室のモニターに目を光らせています。

オペレーションチームは、運用実績の管理・評価を行う運用管理グループや、局舎設備やネットワーク機器の保守を担うネットワークマネジメントグループなど、異なるグループから集まった4人のメンバーで構成されます。そのなかで私は、指令長としてチーム全体の管理統制を行っています。障害対応等において当社の運用品質を満足するよう指示・管理を行っています。また、交代勤務で夜勤もあるため、メンバーの体調管理にも気を配っています。

画像:監視室

坂口さん:私はオペレーションチームのリーダーとして、福井さんをサポートする役割を担っています。モニターに警報が出ると、どのような対処が必要かを即座に判断し、チームメンバーに指示を出します。遠隔操作で復旧できない場合は、機械の故障が考えられるため、保守対応員を現地に派遣します。
私たちの仕事は、チームプレーです。特に大規模な障害が発生した時は、4人が力を合わせて、一刻も早く原因を特定し、復旧させなければいけません。メンバーとは、業務内外を問わず積極的にコミュニケーションをとるようにしており、緊急事態の際にもお互いが自分の役割を認識し能動的に動けるチームであることを目指しています。

運用品質を維持するだけではなく、向上させる取り組みも欠かせません

画像:坂口 弘晃さん

坂口さん:QTnetは、法人のお客さまに向けたサービスとして、多くの自治体に回線やソリューションサービスを提供しています。その向こうには、地域の皆さまが日頃利用されている公的サービスが存在します。通信が止まると多くの方にご不便をおかけすることを意識し、常に地域の皆さまの気持ちになって運用保守を進めています。

特に気が張るのは、台風や地震等の自然災害や火災が発生した時です。障害の規模に合わせて必要な人数を要請できる応援体制を確立しています。また台風に対しては、進路予測や風速などを見て、対策チームを編成して備えています。

坂口さん:大規模な障害が発生した際には、非常災害対応体制に移行し、全社一丸となってサービス復旧を行います。サービス復旧に向け、大きな責任感が伴いますが、早急に復旧できた時は例えようのない達成感があります。なにより、お客さまから感謝のお言葉をいただくと、頑張ってよかったとしみじみ思います。

福井さん:私たちの仕事は、障害復旧で終わりではありません。運用品質を向上させるため、復旧までにかかった時間や対応方法に問題がなかったかを分析しています。改善が必要な内容に対しては、しっかりと要因分析して対策を立て、オペレーションチーム含め、関係するすべてのスタッフに共有するようにしています。

サービスの多様化に合わせて、知識と技術を常にアップデート

福井さん:QTnetでは、様々な自治体にBBIQを提供しています。九州全域に回線を提供しているため、自分が運用保守を受け持っている自治体には、やはり親近感が湧きますね。テレビで取り上げられていたら自然と反応するし、グルメイベントなどの催し物があると足を運ぶこともあります。このように日々の生活のなかで、地域との繋がりを感じています。

坂口さん:地域の皆さまが快適にサービスを利用できて、「QTnetを選んでよかった」と言っていただけるように、これからも精一杯努力していきます。近年、サービスの多様化に伴って、我々が運用保守する設備やアプリケーションが増えてきています。作業レベルも高度化しているので、システムはもちろん、我々スタッフも知識と技術をアップデートしていきたいと思います。

福井さん:スキルアップに向けて、メンバー一人一人の努力は当然ながら、チーム全体で定期的に勉強会や訓練を行っています。また、新規配属されたメンバーに、現場に携わっているからこそ得られるノウハウを、しっかりフィードバックすることも重要です。

我々は技術のスペシャリストなので、なにかあった時に対応できないということは許されません。BBIQなどQTnetのサービスが、地域の生活を支える重要なインフラであることを認識したうえで、これからも運用保守に従事していきたいと思います。

画像:サービスオペレーションセンタービル

株式会社QTnet
サービスオペレーションセンタービル

非常災害時には、避難施設として地域の皆さまに開放されるSOCビル。高い耐震性を備え、東日本大震災(震度7)クラスの地震にも耐えることができます。また、異なる2つの変電所から受電しているほか、無給油で72時間連続運転できる非常用発電機も採用しています。高い信頼度を誇るこの建物を拠点に、いかなる時も九州の通信環境を見守り続けます。

株式会社QTnet サービスオペレーションセンタービル

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