2022年5月、QTnetの動画配信チャンネル「俺の話を聞け」がYouTubeに誕生しました。運営の要として活躍しているのが、YOKAプロの髙野 涼平さん。
同チャンネルの魅力や制作にかける想い、今後の取り組みなどについて伺っていくと、九州を拠点にした企業との深い結びつきが見えてきました。
私は前々職と前職、そしてQTnetに入社してからもずっと、通信建設の分野で働いてきました。しかし常々、何か新しいことにチャレンジしたいという気持ちがありました。そこで社内公募を利用して、新規事業開発に携わるYOKAプロ部への異動に立候補。
2023年4月から在籍し、以降は動画配信チャンネル「俺の話を聞け」※1で、監督的な立場も担っています。
現在、同チャンネルの主要コンテンツとなっているのが、九州の企業の経営層をゲストに迎える「偉い人が何か言っている。」です。
毎回、その企業が力を入れている事業や将来の展望などについて、ざっくばらんに語っていただいています。
物事のロジカルな考え方やメンタルの持ちようなど、ビジネスパーソンにとって参考になる話をたくさん聞くことができます。
また、プライベートなお話しもしていただくため、「あの会社の社長さんはこんな人だったんだ!」という、ゲストの意外な一面を発見できるのも面白いところですね。
同じ経営者でも、ユーモアたっぷりに話してくださる方や、わかりやすく理路整然と話してくださる方など十人十色。
しかし共通して、社会のために何ができるか、どうするべきかを、しっかりと考えて事業を展開されている印象を受けます。
※1「俺の話を聞け」の動画配信チャンネルはこちら
「偉い人が何か言っている。」は、エンタメではなくビジネス系のテーマを扱うコンテンツです。 したがって、どのようにしてビジネスパーソン以外の方の興味を引くかが重要です。 広く知っていただくためにX(旧Twitter)を活用し、動画の配信前後に投稿頻度を上げたり、 ゲストの企業のアカウントでリポストしてもらったりといった工夫をしています。 また、どの動画の視聴回数が伸びているか、どの部分の再生が多いか、どんな属性の視聴者に好まれているかといった、配信後の分析も欠かせません。動画を制作するうえで特に意識しているのが、ゲストにどんな話をしていただいたら、反応が高いかということです。事前の打ち合わせでは、事業に関することだけでなく、趣味や学生時代の思い出など、ゲストのパーソナルな部分も聞き出して、動画で紹介するようにしています。
時には、ちょっとしたハプニングに助けられることもあります。特に印象に残っているのは、NPO法人の九州プロレスさんに出演していただいた回※2。打ち合わせの段階で、誰かがプロレス技のコブラツイストをかけられるというアイデアが出ていました。MCは部長が担当しているので、さすがにまずいだろうということになり、私が技を受けることにしたのですが…。いざ本番に入ると、部長がかけられるというまさかの展開に! 部長には申し訳ないですが、おかげで大きな見どころを作ることができました(笑)。ほかの動画でも、まだ発表できない話題が飛び出して、あとから自主規制音で消すなんてこともあります。何が起きるか予測できないのも、「偉い人が何か言っている。」の魅力ですね。
動画配信を続けていくなかで、九州の既存顧客との結びつきが強くなってきたことを実感しています。
例えば、DX推進に長けた嘉穂無線ホールディングス株式会社の柳瀬隆志社長には、動画出演※3がきっかけで、弊社の経営層向けにDXの講義をしていただきました。
また、法人営業のスタッフは、出演していただいた企業へ挨拶に行った際に、「動画を見ましたよ」「ありがとうございました」と声をかけられることが増えたそうです。今後は新たに、スタートアップに関する動画コンテンツを立ち上げる予定です。福岡市は創業支援に力を入れていて、たくさんのスタートアップ企業が存在します。
地域を限定するわけではありませんが、まずは地元の企業をクローズアップして、事業内容や想い、技術、未来像などを紹介したいです。 そして、おもに20代〜40代のビジネスパーソン、スタートアップに興味のある方にリーチしていけたらいいですね。 気軽に視聴できるように、動画の長さを短めにして、ローカルタレントさんにも出演していただく予定です。 このコンテンツを通じて、QTnetとスタートアップの企業がつながり、近い将来、協業で新たなビジネスを始めることができたら嬉しいです。
YOKAプロ部では新規事業創出、スタートアップ企業への出資、最先端技術を活用したAI事業を行っています。 髙野さんが在籍するグループでは、独創的な技術やビジネスアイデア、熱意をもつ企業と協業して、 社会課題の解決につなげるオープンイノベーションプログラム「TSUNAGU」※4を展開。 髙野さんはこのプログラムに、予算管理や広報の立場で関わっています。スタートアップの動画と「TSUNAGU」から、今後、どのような事業が生まれるのか期待が高まります。
※4.オープンイノベーションプログラム「TSUNAGU」はこちらから