九州のおでかけ情報 2024.10
青い空も高くなり空気もさらに澄んできて、秋のおでかけシーズンとなりました。豊かな自然に囲まれた九州には秋を感じる名所がたくさんあります。今回は大分県にスポットをあて、澄んだ夜空に広がる満天の星々を眺め、歴史と文化を感じる場所で舌鼓を打ち、高原リゾートで自然と戯れながらゆったりと過ごす贅沢で心癒される時間をお届けします。
※記事は2024年10月9日時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります。
※表記の金額はすべて税込価格となります。
清らかな空気にあふれた高原と大きく広がる海原と空。山と海それぞれの大自然を背景に、時間の経過とともに変化する景色、そして満天の星空を楽しもう。
四季折々の植物が織りなす高原の光景
タデ原湿原阿蘇くじゅう国立公園内、飯田高原の長者原に位置する標高1,000mの中間湿原は、国内最大級の面積を誇る。中間湿原とは、雨水と地下水両方によって涵養されている湿原を意味し、2005年にくじゅう連山に広がる「坊ガツル」と共にラムサール条約に登録された。ヌマガヤ、ミズゴケなど貴重な湿原植物が群生する。木道の散策道が整備されていて、四季折々の植物を観察しながら散策を楽しめる。
秋にはススキが広がり、ミズナラなどの樹々が立ち並ぶ森の中の散策路では紅葉も。夜になれば、三俣山に上る月に照らされ銀色に輝くススキ、頭上には満天の星が360度広がり、さらに幻想的な高原の美しさを堪能できる。日曜・祝日には「九重の自然を守る会」のメンバーによる自然観察会(10時から2時間程度/参加無料)も行われているので、より深くくじゅうの自然の魅力に触れてみよう。
また、隣接する「長者原ビジターセンター」では、自然に関する展示やハイビジョンシアターでくじゅうの四季が見られる。湿原は定期的に野焼きすることで環境を維持し、自然と人の融合がダイナミックで美しいくじゅうの自然の光景を作り上げているのだ。近隣にはカフェなども営業しているので、清らかな空気に囲まれた秋のくじゅうをたっぷり楽しもう。
場所 | 大分県玖珠郡九重町田野255-33 |
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時間 | 24時間 |
定休日 | 12月29日〜1月3日 |
お問合せ先 | 長者原ビジターセンター 0973-79-2154 |
画像提供 | 長者原ビジターセンター |
広がる海原にふりそそぐ満天の星
空の公園米水津(よのうづ)と蒲江を結ぶ「豊後くろしおライン」、ドライブやサイクリングで人気の絶景シーサイドロードだ。その登り口からおよそ4kmの頂上部にある「空の公園」。標高はおよそ250mで、眼下に太平洋(日向灘)を見渡すことができ、よく晴れた日には遠く四国の山々まで望める。700mほど山道を登ったところに、尾根の頂にお地蔵さまが鎮座する。地元の方々はいつしかこのお地蔵さまを「空の地蔵さん」と呼ぶように。空の地蔵尊からの眺めはもちろん、途中にあるアンテナ塔からも、眼下に広がる日向灘とリアス式海岸は絶景だ。さらに車で3分(1.7km)ほどの場所に、春にはピンクの絨毯が敷き詰められているようにシバザクラが広がる「空の展望所」があり、米水津湾を行き交う漁船の姿を眺めることができる。
夜になれば、光害などがほとんどない真っ暗な空が広がり、海岸線のシルエットに満天の星が降り注ぐ。「豊後くろしおライン」の始点近くに「ふるさと物産館 海風館(しーふーかん)」があり、館内のレストランでは、四季折々の新鮮な魚を使った「海鮮丼」、米水津自慢のしらすを釜茹でした「しらす丼」など、海辺ならではのメニューを提供している。豊かな自然が与えてくれる風景と味覚を存分に楽しんで。
場所 | 大分県佐伯市米水津色利浦 |
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時間 | 24時間 |
定休日 | なし |
お問合せ先 | 佐伯市観光案内所 0972-23-3400 |
江戸幕府の天領として栄えた水郷・日田市にある鉄板焼ステーキの店。「和くら」の建物は、かつて材木商が使っていた大正6年築の土蔵だ。目の前には三隈川が流れ、亀山公園の木々が織りなす四季折々の景色を楽しみながら、モダンとクラシックを融合させた大人な空間で食事をいただく。
おススメは、魚介とステーキのフルコース「茜(あかね)のコース(7,920円〜)」。厚さ30mmの鉄板の上で目の前に食材が置かれると、食欲をそそる音や香ばしい香りが漂い、臨場感あふれるフランベの炎が宙を舞う。そして華麗なナイフ捌きを眺めながら、五感で愉しむ「鉄板焼」の醍醐味を存分に味わえる。宮崎の綺麗な空気と湧き水で育ち、肉の味が濃く旨みも強い「尾崎牛」をはじめとして「おおいた豊後牛」などを厳選し、夏季限定で「鮎の鉄板焼き」を用意している。器には地元の伝統的な民陶・小鹿田焼が使われていて、見た目からも味わい深さが増してくる。
ランチメニューでは、「和くら」の上選牛と特選牛の切り落とし使用の100%和牛で肉の旨みをシンプルに岩塩で味わう「和くら特製ハンバーグステーキのコース(3,300円)」や、厨房の特製グリルで焼かれたステーキが熱々の鉄板で提供される「グリルステーキのコース(6,600円〜)」などを提供している。
ステーキはグラム数での価格設定だ。徒歩3分ほどのところには姉妹店「うなぎ鷺邸」も構えており、優美な店内で上質の鰻に舌鼓を打つことができる。
場所 | 大分県日田市隈2-4-13 |
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時間 | 12時~14時30分(LO)/17時〜21時(LO) |
定休日 | 不定休 |
お問合せ先 | 0973-24-2728 |
阿蘇くじゅう国立公園内に佇み、春には野花や新緑の美しい高原、夏は高原の風に吹かれる爽やかな避暑地として、秋には紅葉、金色のススキの草原、冬には星空と四季折々の大自然を感じることのできるリゾートホテル。
客室は傾斜に合わせて建つメゾネットタイプのスタンダードタイプの和洋室・洋室、展望デッキテラス付きのお部屋をはじめ、星空を眺めながらの温泉半露天や展望内湯付きのタイプ、ペット可タイプ、そしてくじゅうの大自然に囲まれて過ごすグランピングと、全69室を用意している。
施設内の温泉は天然の保湿成分「メタケイ酸」が豊富な炭酸水素塩泉で、湯治場のようなノスタルジックな雰囲気の大浴場「紅殻之湯」と、プライベートで四季折々の風情が楽しめる貸切露天風呂でゆっくり温泉を満喫できる。
食事は豊かな自然環境が育んだ地産地消の味覚を、「レストラン メテオ」のディナーや「日本料理 和心」の懐石料理で味わえる。朝食は石窯で焼き上げたクロワッサンや地元農家から直接仕入れた野菜などが彩る約100種の和洋食バイキングで、朝一番の元気をいただこう。ランチでも「おおいた和牛」はもちろん、旬の素材を楽しめるメニューが用意されている。高原の自然がもたらす魅力を、五感でたっぷり味わうことができる施設だ。
場所 | 大分県竹田市久住町大字有氏1773-25 |
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チェックイン | 15時 |
チェックアウト | 11時 |
お問合せ先 | 0974-76-1223 |
賞品内容 |
「シェフおすすめコース料理をご堪能!!(1泊2食付き)」 シェフが厳選した食材と、大分の黒いダイヤと呼ばれる「豊後牛フィレ肉」をメインに、地元野菜をたっぷり使用したコース料理をご用意いたします。 豊後牛フィレ肉をじっくり焼き上げる事で、お肉の旨味を閉じ込めお肉本来の旨味を堪能頂けます。 |
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当選者数 | ペア1組 2名さま |
応募期間 | 2024年10月9日(水)~10月28日(月) 10:00まで |
有効期限 | 2024年11月1日(金)~2025年5月31日(土) |
除外日 | 2024年12月30日(月)~2025年1月4日(土)、2025年4月28日(月)~5月5日(月) |
備考 | ※予約時に、BBIQ読者プレゼント無料宿泊券ご利用の旨をお伝えください。 ※満室の場合お断りする事がございますので予めご了承下さい。 ※チェックインの際、必ず本券をフロントにお渡し下さい。 |
阿蘇・くじゅう国立公園の雄大な自然を背に広がる美しい高原に、ヨーロッパの物語に出てくるような小さな家々がひとつの集落のように立ち並ぶ。標高700m~1000mの久住高原は、空気が澄み、湿度が低く、明かりがないという星空観察の三大好条件を満たした有数のスターウォッチングスポットだ。今回の宿泊は「展望デッキテラス付洋室」。やさしいウッディな空間は、リビングとベッドルームに段差があり、広がりを感じる客室となっている。さらに高原を一望できるデッキテラスからは、山々から届く澄んだ空気を部屋いっぱいに取り込める。また系列の乗馬牧場「ココペリ・ウエスタンライディング」で体験する乗馬は格別だ。くじゅう連山、阿蘇五岳、祖母傾の山々を一望できる絶景のロケーションに恵まれ、馬上からの光景は日本にいることを忘れさせるダイナミックなもの。頭上を覆う満天の星空、目の前に広がる風景、季節の味覚・・・高原リゾートステイをしっかりと堪能しよう。
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大分県玖珠郡九重町田野255-33
【TEL】0973-79-2154 (長者原ビジターセンター)
https://kujufanclub.com/
大分県佐伯市米水津色利浦
【TEL】0972-23-3400 (佐伯市観光案内所)
https://www.visit-saiki.jp/spots/detail/716a305e-be44-40e6-98d4-6570f95d6fa9
大分県日田市隈2-4-13
【TEL】0973-24-2728
https://www.wakura.com/
大分県竹田市久住町大字有氏1773-25
【TEL】0974-76-1223
https://www.resonate.co.jp/