九州のおでかけ情報 2022.9
鹿児島県の大隅半島中央に位置する鹿屋市。錦江湾越しに望む桜島や薩摩半島などの風景美や温暖な気候が育んだ農産物や畜産物を楽しめるエリアだ。また、近頃、一度は見ておきたい絶景スポットも話題に。市花であるバラが見頃を迎える旅のベストシーズン・秋に足を運んでみよう。
※記事は2022年9月9日時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります。
※表記の金額はすべて税込価格となります。
ここでしか出会えない風景を探して
潮の満ち引きに合わせて異なる表情を見せる神社や、広大なバラ園など、鹿屋市には思わず写真に納めたくなるスポットが点在。タイミングや時期を考慮しながら旅の計画を立てて訪れたい。
錦江湾の青い海に向かって立つ朱色の鳥居。その先の小さな岩場には、学問の神様・菅原道真公を御祭神とする「菅原神社」が祀られている。由緒は不明であるが1532~1554年間の創建と伝わり、「荒平(あらひら)天神」とも呼ばれている。鹿屋市の名所「鹿屋八景」の一つにも選ばれている風光明媚な場所だ。満潮時には海に浮かぶ島だが、潮が引いた時には陸繋砂州が現れ、歩いて渡ることができる。
受験シーズンになると、合格祈願の学生などで賑わいを見せる。社殿までの道のりには、途中ロープを使って上がるような急な階段があるため、歩きやすい靴で訪れるのがおすすめだ。
神社は通常無人だが、御朱印やお守り、絵馬などは車で1~2分の場所にある体験・宿泊施設「ユクサおおすみ海の学校」で授かることができる。
また、夕景の美しさでも知られていて、鳥居の先に沈む夕日や、夕焼け空に浮かび上がる鳥居のシルエットなどの絶景を写真に収めようと多くの人が訪れている。
砂州が消滅する時間などは、鹿屋市のポータルサイト「かのやファン倶楽部」で公開されているのでチェックして出かけよう。
場所 | 鹿児島県鹿屋市天神町4014 |
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時間 | 自由参拝 |
お問合せ先 | 0994-31-1121(鹿屋市ふるさとPR課) |
1676年に稲荷大明神を勧請し、創建されたと伝わる「神徳稲荷神社」。2017年には稲荷神社の総本社・伏見稲荷から再び御分霊を受けて社殿建立や境内の整備を行い、多くの人が訪れる神社となった。特に話題を集めているのは、日本初といわれるガラスの鳥居。青みを帯びた美しいガラスの鳥居は時間帯や天候、季節によってさまざまな表情を見せる。また、ガラス鳥居の先には、帰路となる千本鳥居があり、伝統的な神社様式と現代的なセンスの融合を見ることができる。
境内の拝殿前の池にもガラスの鳥居が。無人の神社が多い鹿屋市のなかで唯一巫女がいる神社であり、授与品を授かったりおみくじを引くことができる。
おきつねさんの形をしためずらしい絵馬はかわいらしさからも人気が高い。願い事を書かれたおきつねさんを境内のあちこちで見かける。また、境内には「えんむすびの大石」があり、ハートに見える模様をなでながら願いを唱えれば叶うと言われている。
場所 | 鹿児島県鹿屋市新栄町1771-4 |
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時間 | 9時~17時 |
お問合せ先 | 0994-36-0303 |
見晴らしのいい丘陵地に8haの広大な敷地をもつ「かのやばら園」は、3万5千株にもおよぶバラが植えられた日本最大規模のバラ園だ。全国のロマンティックな場所を選定する「恋人の聖地」に鹿児島県内で唯一選ばれた場所でもあり、ローズチャペルで結婚式を行うことができるほか、ローズ絵馬をかけるフェンスなどが設置されている。
バラが見頃を迎える春と秋には「かのやばら祭り」が開催され、今年の秋は10/22(土)~11/23(祝・水)に「かのやばら祭り2022秋」が予定されている。イベントなどの詳細はホームページで確認して出かけよう。
春に比べるとバラの種類や量は少ないが、温度が下がるにつれ、色が濃く、香りが強くなる秋のバラを散策しながら鑑賞しよう。
表が赤、裏が白の花びらと強い香りをもつ「プリンセスかのや」(写真)や淡いピンクの花をつける「かのやばら園」生まれの「サザン・ホープ」など、鹿屋オリジナルのバラも魅力だ。
また、年間を通して100種6,500株のバラが咲く温室で、切り花(1本150円~)を楽しむことができる。
場所 | 鹿児島県鹿屋市浜田町1250 |
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時間 | 9時~17時 |
定休日 | 月曜(祝日の場合は翌日) ※かのやばら祭り期間中は無休 |
入園料 | 2022年10/21(金)まで無料、 かのやばら祭り2022 秋の期間中は310円 |
お問合せ先 | 0994-40-2170 |
錦江湾国立公園のダイナミックな景色を見渡せる丘の上にある「南風ガーデン」は、小説家で詩人の郷原茂樹氏が、季節を楽しむためにつくったプライベートガーデン。2018年から一般公開され、国内外から多くの人々が訪れている。園内には2018年に日本ハーブサミットの会場になったハーブ苑や柑橘がなる果樹園、季節の花々が咲き誇る花のプロムナードなどがあり、四季折々の風景を楽しめる。
南仏の情緒を感じるガーデンハウスにはレストランやデザート工房があり、ランチや休憩に最適。「南風アフタヌーンティー(1人3,000円 ※前日までに要予約)」は、サンドイッチ、スコーン、デザートが載る3段重ねのタワーのほか、ガーデンで朝摘んだばかりのハーブや野菜を使った彩り鮮やかなサラダ、スープ、オリジナルデザートなどを楽しめる充実の内容だ。約10種のフレッシュハーブから好きなものを選んで淹れるハーブティーなど、この店ならではのドリンクも自由に楽しめる。時間制限はないので美しい風景を眺めながらゆったりとしたひと時を過ごそう。ほかに、ガーデンで育ったハーブやスパイスを使ったチキンカレー「薬膳ハーブカレー(1,500円 ※60分、フレッシュハーブティー、デザート付き)」も味わえる。
場所 | 鹿児島県鹿屋市浜田町1349-1 |
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時間 | 土曜11時~18時30分、日曜11時~17時30分 ※ショップのみ、上記に加え月・金曜12時~16時もオープン |
定休日 | 水曜 ※現在、火曜・木曜は臨時休業 |
お問合せ先 | 0994-47-3118 |
2020年10月、『この街と食と大地とつながるホテル』をコンセプトとし、鹿屋市の中心部にオープン。築30年以上の建物をフルリノベーションした棟と新築棟に全71室を備える。ホテル全体を通して高いデザイン性や宿泊以外の魅力を備えていて、滞在を楽しめる鹿屋初の‟ライフスタイルホテル”として注目を集めている。
設計は数々の店舗デザインで知られる「micelle」の 片田友樹氏、フロントや客室のアートワークは現代美術家の五月女哲平氏、屋上庭園の植栽は鹿屋市の植物店「Araheam」が手がけており、アートやデザインに興味をもつ人なら一度は宿泊してみたいと思わせるラインナップ。また、1階にはコワーキングスペースや、クラフトビールを楽しめる「BAR BEBU」、フラワーショップ「LITTLE DOOR」があり、ホテル内での滞在を充実したものにしてくれそうだ。
朝食は隣接するグループ会社が経営するベーカリーカフェ「TAKE BAKERY AND CAFE」へ。自社生産する精肉やチーズをはじめ、地元産の食材を使った朝食を楽しめる。
場所 | 鹿児島県鹿屋市北田町5-40 |
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チェックイン | 15時~22時 |
チェックアウト | 10時 |
お問合せ先 | 0994-36-8045 |
賞品内容 |
KOTOBUKI HOTELデラックスツインルーム(朝食付き) 無料宿泊券 ※要予約 |
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当選者数 | 3組6名さま(朝食付き) |
応募期間 | 2022年9月9日(金)~ 2022年9月26日(月)10:00まで |
有効期限 | 2022年10月1日(土)~ 2023年3月31日(金) |
備考 |
混雑状況によりご案内出来ないお日にちがございます。 予約時に、BBIQ読者プレゼント無料宿泊券ご利用の旨をお伝えください。 ※駐車場をご利用いただくお客さまに関しましては、1泊別途400円発生致します。 |
鹿屋市の中心部、観光の拠点に最適な場所に立地する「KOTOBUKI
HOTEL」。館内のどこを見渡してもスタイリッシュで、ホテルステイへの気分が高まる。プレゼントの対象となる「デラックスツインルーム」はリノベーション棟に位置し、高い天井が開放的な雰囲気。湯舟付きの部屋なので、旅の疲れをゆっくりと癒すことができる。館内のフラワーショップで買った花を部屋に飾り、バーで夜の時間を楽しめる。このホテルならではの魅力を存分に満喫したホテルステイを楽しもう。
朝食は隣接するベーカリーカフェへ。「洋食コンボプレート」は自家製のベーコンや「KOTOBUKI
CHEESE」のチーズなど、鹿屋をはじめとする鹿児島産の食材を楽しめるメニュー。ほかに和朝食、スープモーニングも選択が可能だ。
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鹿児島県鹿屋市天神町4014
【TEL】0994-31-1121
(鹿屋市ふるさとPR課)
https://www.kanoya.in/sightseeing/arahiratenjin/
鹿児島県鹿屋市新栄町1771-4
【TEL】0994-36-0303
https://jintokuinari.jp/
鹿児島県鹿屋市浜田町1250
【TEL】0994-40-2170
https://www.baranomachi.jp/
鹿児島県鹿屋市浜田町1349-1
【TEL】0994-47-3118
https://minami-kaze.com/
鹿児島県鹿屋市北田町5-40
【TEL】0994-36-8045
https://kotobukihotel.com/