Vol.2
腰痛と肩こりを同時に改善する1日10分のストレッチ

まず、肩甲骨(けんこうこつ)の位置についておさらいします。

肩甲骨の位置

今回のストレッチは、肩甲骨の上の方ではなく下の方を意識して進めていきます。教えてくれるのは、『整体 and リラクゼーション 中洲4丁目整体院』の整体師・濱ノ井 亮さん!
では、肩甲骨の準備運動から始めていきます。

Lesson#0 肩甲骨を動かす下準備

まず、背もたれとひじ掛けがないイスに座る、または床に正座をしましょう!
両肩を落とした姿勢で、リラックス。

両腕をわきから離さず、両ひじを写真のように90度に曲げます。

その姿勢ができたら、
この状態から

わきを動かさずに腕を開けるだけ開きます。肩が上がらないように気をつけて、肩甲骨の下の方を意識しながら動かしましょう

これを何度か繰り返すと、「肩甲骨の下の方」がカラダのどこにあるかがなんとなくわかってくると思います。今回ご紹介するストレッチは「肩甲骨の下の方」がポイントなので、わかるまで何度もトライしてくださいね。
※肩甲骨の下の方の位置がわかれば、2回目以降は「Lesson #0」は飛ばして行ってください。

Lesson#1 腰痛と肩こりのストレッチ

「肩甲骨の下の方」の位置がわかったら、次は本題! これからご紹介するストレッチは肩こりと腰痛の両方に良いので、毎日続けるとカラダが本当にラクになるんです。

肩甲骨は上腕筋と連動して動く骨なので、肩こりや四十肩、五十肩と呼ばれる症状は肩甲骨が固まるとなりやすいんです。腕を動かす時は、肩甲骨も意識して一緒に動かすことを日頃から心がけてくださいね(今からご紹介するストレッチをする時だけでなく、「日頃から」ですよ!)。
ポイントは「肩甲骨は腕と一緒に動かす」です。

まずは、平らな場所で四つん這いになりましょう。腕は肩幅に置いてまっすぐに伸ばし、足は腕と腰の幅に合わせます。
ポイント

次にあごを引いて気持ち斜め上を見上げながら「肩甲骨の下の方」をググ〜ッとゆっくり寄せていきます。
ポイント

次に頭をやや下に向けて、肩甲骨を天井の方へ大きく持ち上げます。背中を丸くすることで、自然と骨盤が倒れるんです。

「こんなに背中が丸くなるほど、肩甲骨って誰でも動かせるんですか?」と尋ねると「肩甲骨がカタイ人もいるので、動く範囲(高さ)はそれぞれ。無理のないペースでやりましょう。そのうち柔らかくなってきますよ!」とのこと。
ちなみに濱ノ井さんは、ここまで上がるそうです…!

目標は、この1セットを1日20回!

Lesson#2 腰痛予防にオススメ! 追加のストレッチ

このストレッチのポイントは、太ももの「前側」。ココの筋肉は大人であれば多くの人がカタく、腰痛の原因の1つにもなっているんです。
ストレッチをするなら、ついでに太ももの前側の筋肉もほぐしていきましょう!

このストレッチは、ベッドやイスを使って行ないます。

まず、片足をベッドに載せて足の付け根を伸ばしましょう。背骨はフラットにしてお腹に力を入れましょう。腰は反らさないように気をつけて!軸足は伸ばしても曲げてもOK!
ポイント この姿勢秒を20キープ

次に、膝を曲げて足首を持ちます。この時、太ももの前側が伸びているかどうか確認してくださいね。
この姿勢を20秒キープ

左右交互で1日2セットを目標にやってみましょう!

ワンポイントアドバイス ワンポイントアドバイス

一方、カラダは柔らかいのに肩こりや腰痛で悩んでいる女性は、筋力不足が原因かも。筋トレでもストレッチでも得意な方ばかりを伸ばすと、カラダを痛める原因になりかねないので、自分のカラダは筋肉量と柔軟性のバランスが取れているかを意識し、ウィークポイントは意識して強化することが大切です。

ストレッチを教えてくれた人
整体師・濱ノ井 亮さん
スポーツトレーナーとしてジムに10年間勤務。その時の経験から一人ひとりのカラダの悩みにもっと応えたいと、さらに深みを目指すべく整体師の道へと進み、後に『整体 and リラクゼーション 中洲4丁目整体院』を開業。お店ではカラダや顔のマッサージの他に、その人に合ったストレッチを紹介している(希望者のみ)。女性には、顔のむくみを取るマッサージが人気!
整体師・濱ノ井 亮
Special thanks to
整体 and リラクゼーション 中洲4丁目整体院
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