Vol.25 続・旨い肉こそすべて〜熊本のあか牛丼〜

熊本と言ったら、あか牛でしょ! 3年前の「あか牛特集」の評判が良かったので、今回は「続」を付けて再び特集しちゃいます。他県の飲食店ではめったにお目にかからないあか牛は、旅行の目的になるほど食のエンタメ! 今回も前回に引き続き、熊本市のお店をピックアップ。人気エリアで行きつけのお店をつくりましょ。

※記事は2022年6月10日時点の情報です。内容については、予告なく変更になる可能性があります。
表記の金額はすべて税込価格となります。

グルメin 熊本 あか牛「ぐーぐー 下通り店」

矢印

グルメin 熊本 あか牛「ぐーぐー 下通り店」


あか牛と馬刺し(2種)を一度に楽しめる『阿蘇あか牛丼セット(2690円)』(丼のみの単品は1950円)。セットの馬刺しは、人気の“タテガミ”をできるだけ盛るようにしているとか!

熊本へ行って「あか牛を食べたい」と思ったら、どんな店を選ぶだろうか? 居酒屋、専門店、レストランなど選択肢はあるけど、居酒屋でグラスを傾け、のんびりしたいなら、下通商店街のすぐ近くにあるこちらの店がオススメだ。居酒屋ではお通し代が別なのがフツウだけど、「ぐーぐー」では単品の『あか牛丼』、または『あか牛丼セット』に限り、お通し代込みのオトクな料金になっている。定食感覚で注文することができ、お一人さまでも入りやすい。


赤身と脂身のバランスが良く、程よい歯ごたえもあるこの日のあか牛は「三角バラ」を使用。刺身醤油をベースにつくったタレは、あっさりとした味わい

「ぐーぐー」ではカウンターがないのを逆手にとって、常にテーブル席に案内してくれるので、お一人さまでも隣席を気にせずゆっくりできるうれしい店となっている。さて、お待ちかねの『あか牛丼』が着丼! ステーキ肉の塊をレアで焼き、スライスした美しい赤身。箸で一枚掴んで口に運ぶと、舌ざわりがなめらか! 肉質のきめ細やかさが、際立っていた。丼自体は醤油ベースだが、肉の味を邪魔しない控えめな味付けなので、赤身の旨みをしっかりと楽しめる。


写真は『馬刺し5種盛り(2500円)』。上から時計回りに「オビ」「タテガミ」「ハツ」「チョウチン」「フタエゴ」

『レバ刺し(1500円)』『馬すじ大根(590円)』など、馬肉料理が多いのも魅力! それもそのはず、「ぐーぐー」は熊本の馬肉牧場から高級部位の集まるお腹周りをブロック買いしているので、珍しい料理を常にフレッシュな状態で、リーズナブルにいただけるのだ。あか牛は丼だけでなく部位の食べ比べができるステーキもあるので、あか牛丼とあか牛のステーキ、馬刺し、馬肉料理…とシェアして食べると、いろいろな味が楽しめて、思い出深い夜になりそう!

あか牛と馬刺し居酒屋「ぐーぐー 下通り店」

096-352-4000

熊本市中央区下通2-3-3
17:00〜23:00(金・土曜と祝前日〜23:30、日祝〜22:00)
不定休
https://tabelog.com/kumamoto/A4301/A430101/43005432/
アクセス_熊本市電「辛島町」下車、徒歩約3分、
「桜町バスターミナル・サクラマチ熊本」から徒歩約5分

グルメin 熊本 あか牛「グルマン三年坂」

矢印

グルメin 熊本 あか牛「グルマン三年坂」


『グルマン丼』は、「赤身モモ50g(2200円)」「赤身モモ100g(3200円)」「肩ロース50g(2600円)」「肩ロース100g(3600円)」から好きな部位とグラム数を選ぶことができる

あか牛丼を新しい切り口で提供しているのは、クリエイティブな発想力をメニューに反映させている「グルマン三年坂」だ。月間1000食ほどの注文が入る『あか牛ステーキ丼(2200円〜)』は、赤身モモ、肩ロース、ザブトンの中から好きな部位と、2タイプのグラム数から選ぶことができるとあって、店のメニューの中でも圧倒的な人気を誇る。さて、今回ご紹介するのは、そんな人気のあか牛と馬肉のフレークを一度で味わえる、イイトコドリの『グルマン丼』。


この丼も気になる!「あか牛」「馬フレーク」「県産豚」「天草大王」「和牛のローストビーフ」と熊本の特産肉が計350gも盛られた、スペシャル感満載の『プレミアム熊本肉丼(3300円)』。これぞ、贅沢の極み!

もともとは「モモ肉以上に、赤身と脂肪のバランスが旨い!」と店主自慢の“肩ロース”でつくっていた『グルマン丼』だが、「あか牛=赤身モモのイメージが強いのか、あか牛ステーキ丼は赤身モモ肉での注文が多いので、グルマン丼も部位を選べるようにしたんです」と店主。ソースは「オリジナルBBQソース」「ニラ醤油」「ニンニクポン酢」を自由に試しながらいただくスタイルで、少し酸味が効いたBBQソースはとろけるような馬肉フレークと特に相性抜群!


太平燕(タイピーエン)も食べたい人は、女性限定にはなるが「あか牛ステーキ丼」「太平燕」「本日の肉料理」「サラダ」にミニデザートとドリンクが付いた『レディースセット(1880円)』もある

「個室と焼肉店がオープンすると知って、取材に来られたんですか?」と店主から質問を受けた。偶然だったのだが、同じビルの4階に個室、5階にあか牛を使った焼肉店が(この取材後の)5/20にオープンしたばかりで、完全個室で食べたい人は予約がオススメ(2名〜、1階には半個室席もあり)。ランチのオーダーストップは17時までだが、『グルマン丼』を含めたランチメニューは「ぶっちゃけ、1日中注文できます(笑)」とのことなので、遠慮なく聞いてみて!

肉びすとろ「グルマン三年坂」

096-321-6200

熊本市中央区安政町5-6
11:00〜22:00(金・土曜と祝前日〜23:00)
水曜休
https://tabelog.com/kumamoto/A4301/A430101/43012255/
アクセス_熊本市電「通筋町駅」から徒歩約5分

グルメin 熊本 あか牛「グルマン三年坂」

矢印

グルメin 熊本 あか牛「グルマン三年坂」


1階のお肉屋さんと連携しているので、レストランではいつでも新鮮なお肉をいただくことができる。『あか牛丼(1700円)』

魚を“市場で”食べる、その行為に特別さを感じるように、熊本県畜連(熊本産あか牛の生産団体)の直営店と聞くだけで期待が膨らむ。益城I.C.近くにある「レストランカウベル」は、お肉屋さんを併設するカジュアルレストランだ。店内で使用している牛肉は、すべてあか牛。お目当ての『あか牛丼』は1日限定20食で、赤身の味が濃く、あか牛ならではの旨みをしっかりと感じる一杯だった。ごはんが進むやや甘めのタレが「もっと食べたい!」と食欲を掻き立て、


あか牛のおいしさは、赤身にあり! 店内ではこのあか牛を、ステーキや焼肉、ハンバーグ、せいろ蒸しなど様々な料理で注文できる

鼻に抜ける黒コショウの風味と、ピリッとしたスパイスがアクセントになっている。それにしても、このタレ。後を引くこの味わいは、お肉にもごはんにも合うみんなが大好きな(であろう)味付けだ。砂糖の代わりに赤酒を使い、秘伝の甘ダレに仕上げているそうで「和風ベースに仕上げています」と店長。魅力は『あか牛丼』だけにあらず。「カウベル」は高品質でリーズナブルな肉の提供だけでなく、ファミレスのようなバラエティーに富んだ料理と使い勝手の良さも特徴だ。


テーブル席の他に、畳敷きのお座敷席もある。『あか牛 すき焼き(3200円)』『赤牛 しゃぶしゃぶ(2800円)』『あか牛 せいろ蒸し(3300円)』は2〜3日前までの要予約(※すべて一人前の料金で、昼夜問わず注文できる)

同じテーブルを囲んでも、一人が『焼肉』、一人が『あか牛サイコロステーキ&エビフライ』『あか牛ビーフピラフ』、もう一人が『あか牛 すきやき』など別々の注文もOK! 焼肉やすき焼きなども一人前から注文でき、シェアもできる。ステーキやハンバーグは、お味噌汁やスープを付けて定食スタイルでいただこう。 あか牛をコンセプトに、バラエティーに富んだ幅広い料理をそれぞれ選ぶことができるので、一緒に出かけたみんなが笑顔になること間違いなし!

「レストラン カウベル」

096-365-9464

熊本市東区桜木6-3-54
11:00〜O.S.14:00、17:00〜O.S.21:30
月曜休(日曜はランチのみ休み)
https://tabelog.com/kumamoto/A4301/A430101/43007856/
アクセス_産交バス「北花立・県畜産会館前」から徒歩約5分