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ハムサンド、ミニサラダ、ゆで卵が付いたモーニングセット(550円)。紅茶を選ぶこともできるが、ここはせっかくならコーヒーを選びたい。
コーヒーは、豆ごとに炒り方を変えている先代のこだわりとマスターの腕が生み出す至極の一杯だ。創業時からある「ホットプレスサンド」も人気時には、老舗の喫茶店でモーニングを。創業42年になる「珈琲伊藤」は西南大学の近くにあるので、昔通った人も多いのでは? コーヒーの腕を磨くために、24年間、関西で研鑽を積んだ2代目が2018年に帰福。「ジャパン・バリスタ・チャンピオンシップ」など、コーヒーの大会で審査員を勤めていた先代から昨年引き継いだ。カウンターの奥にある様々なデザインのカップがディスプレイされた棚はとても華やかで、マスターがコーヒーを淹れる姿はまるで1枚の絵画のよう。注文が入る度にサイフォンとネルドリップで淹れてくれる、昔ながらのコーヒー文化を大切にしているところもうれしい。桜の木でつくられた店内にはクラシック音楽が流れ、ベロアのシートのイスに座ってコーヒーを飲みながら寛ぐ朝の時間。とても優雅だ。ちなみに、ワッフルの注文が入ると店中に甘〜い香りが広がり、たまらなく幸せな気分になる。
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訪れたのは「珈琲伊藤」
092-823-0325
福岡市早良区西新5-1-35
8:00〜21:00
不定休
アクセス_地下鉄「西新駅」から徒歩約1分
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写真右は、カフェスペースでのみ注文できる博多店限定の「ムーめんたい」。明太子とクリーム、チーズ、のりがパンと一体となって口の中で広がる
おいしさと言ったら…! あっという間に完食してしまうスペシャルな朝ごはんだ。モーニングセットはドリンク付き(ムーめんたいセット 850円)表参道の有名なパン屋さん「パンとエスプレッソ」が、9月に福岡にオープン! 週末は朝から行列ができるほどファンが多く、一番人気は、「ムー」というキューブ型の食パンだ。フランス語で「やわらかい」を意味するムーは、バターの濃厚でリッチな味わいを楽しむことができ、あまりにも人気のため、現在、一度に購入できる数は一人2個までとなっている。「全国16店舗ありますが、博多店のパン職人長は表参道の店も兼任しているので、表参道と同じ味をお楽しみいただけますよ!」と店長の坪井さん。8時から16時まで2時間ごとに焼き上がるので、テイクアウトの際はこの時間を狙って出かけよう。商品はすべて厨房で手づくりしており、パンの具材で使用しているクリームやカレーなどは、かつてイタリアンの店で働いていたパン職人長の経験と技法を活かしたレストラン顔負けのクオリティーとなっているので、こちらにも注目!
092-292-1190
福岡市博多区博多駅前2-8-12-101
8:00〜20:00
不定休
https://www.instagram.com/bread.espresso.and.hakata
アクセス_JR・地下鉄「博多駅」から徒歩約6分
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好きなお粥を注文すると、ドリンクまたはフルーツが付いてくるモーニングサービス(680円〜)は朝7時から! 頭がぼんやりしてまだパワーが
発揮できない朝も、ひと口食べると元気になれそう! お粥はトッピングを追加することもでき、写真は「梅あおさ入り中華風鯛粥(1180円)」「おはようございます」とやさしく声をかけてくれるのは、店を切り盛りする太田さん姉妹。西公園の近くにある中華粥の専門店で、朝7時から注文をすることができる。温かなお粥をスプーンですくって、口に入れる幸せ。はぁ〜、とため息が漏れる味わいだ。屋号にある「Daddy」とは、中洲にあった水餃子と中華粥店「蘇州」(現在は中華店として営業)の経営者だった実父のこと。「昔、父がつくってくれた中華粥がおいしくて、今も忘れられないんです」と太田さん。父の引退後、父と姉妹の親子3人でお粥屋さんをしたいねと話していたそうだ。今はレシピを受け継ぎ、毎日姉妹で6時間以上かけてベースとなるダシから丁寧につくっている。14種類のお粥と季節のお粥があり、仙草ゼリーや香港式ミルクティーなどデザートのスタンバイもOK。カラダが温まってきたら、始動開始! 今日も一日、楽しく過ごせそう。
092-753-9640
福岡市中央区荒戸2-5-20
7:00〜O.S.14:00
月曜休(祝日の場合は、火曜休)
https://www.facebook.com/teddyanddaddy/
アクセス_地下鉄「大濠公園駅」から徒歩約9分