光インターネット(光回線)の接続図

回線終端装置の設置図と光コンセントの種類を解説

更新日:2023-6-6

光回線を使うためには、回線を屋内に引き込む工事が必要となることは皆さんご存知かと思います。しかし、その工事の結果、どのようにしてパソコンがインターネットに接続できるようになるかは、想像がつきにくいのではないでしょうか。接続の全体像を知ることで、お住まいに合った工事内容や有線・無線それぞれの接続のイメージができます。このページでは室外の電線にある光回線がどのように屋内まで引き込まれるか、屋内の光回線がどのようにパソコンに接続されるかを図解していきます。

光回線の利用に必須の光コンセントとは

光回線を屋内に引き込むには、屋内に「光コンセント」が設置されている必要があります。

光回線の利用時に用いる

屋内に引き込んだ光回線と、屋内にある機器とを接続する際に用いる差込口のことを光コンセントといいます。戸建ての場合は室内に光回線を引き込むことが多く、屋内に光コンセントが設置されます。

マンションなどの集合住宅は共用部まで光回線を引いて各部屋には「LANコンセント」と呼ばれるコンセントが設置されるケースもあります。

光コンセントには2つのタイプがある

光コンセントには、電話線のコンセントなどとセットで設置される「一体型」と、工事であと付けするかたちで設置される「分離型」とがあります。

一体型は他のコンセントと壁に設置されており、線が壁の内側を通っているため見た目がスッキリしていることが特徴です。
分離型はあと付けするタイプのため線が露出してしまいます。

光コンセントの有無を確かめるには

自宅に既に光コンセントがあるか確かめる方法をご紹介します。
既に光コンセントが設置されていれば、回線の引き込み工事をせず、プロバイダー契約と室内機器の設置のみで光回線を利用できる場合があります。

電話回線を設置するコンセントを確認

一体型の光コンセントの有無を確認する方法です。ご家庭に固定電話が設置されている場合はその付近、もしくはテレビの側にあるコンセントを確認します。
コンセントパネルの左右いずれかの端に細い縦長のボックスが設置されていれば、その下側に「光」と書かれた差込口を探してみてください。

エアコンの周辺を確認

分離型の光コンセントを確認する方法です。分離型の光コンセントは、エアコンのダクトなどから光回線を引き込んで設置工事を行います。そのためエアコンの周辺に光コンセントが設置されていることが多くあります。

一体型の光コンセントと比較すると、やや平べったい見た目をしています。平べったい長方形のボックスがあり、右下か左下に「光」と書かれた差込口があれば分離型の光コンセントです。

光コンセントがない場合は工事が必要

上記に挙げた箇所以外に設置されている可能性もありますので、コンセントのある場所は全て確認することをおすすめします。
もし発見できず、現在の回線速度に満足いかない場合は光コンセントの設置工事を検討しましょう(※業者によっては電柱から直接光ファイバーケーブルを引き込むため、光コンセントの設置が不要なケースもあります)。

光インターネット(光回線)の接続工事

ここからはBBIQの工事内容と光回線終端装置についてご説明します。BBIQの工事は電柱から直接光ファイバーケーブルを引き込むので、光コンセントを設置する必要がありません。また、部屋まで光ファイバーケーブルがつながっているため、通信品質を劣化させることなく提供できるのも魅力の一つです。

標準工事内容

標準工事とは、屋外から光回線終端装置まで光回線を引き込む工事と、光回線終端装置を設置する工事のことを指します。天井裏や床下への隠ぺい配線などは特殊工事となり、標準工事の範囲内には含まれません。

「光回線終端装置」とは?

光回線終端装置とは、光回線をご利用いただく際に必要になる機器です。「ONU(Optical Network Unit)」とも呼ばれます。

電線から引き込んだ光ファイバーは、コンピューターやルーターに直接繋ぐことができません。また、光ファイバー内に流れている光信号もコンピューターでは認識できません。そのため、回線終端装置でデジタル信号に変換し、LANケーブルを通じてコンピューターに届ける必要があります。逆に、コンピューターが用いるデジタル信号は、回線終端装置で光信号に変換して光ファイバーに流します。このように、光信号とデジタル信号の相互変換を行うのが、回線終端装置です。

よく似た機器にモデムとルーターがありますが、モデムは電話回線(ADSL回線)から送られるアナログ信号をデジタル信号に変更する機器です。

Wi-Fiルーターはパソコンやスマートフォンといった複数の端末をインターネットに接続するための機器です。Wi-Fiを使うことで、場所にとらわれずにネットが利用でき、スマートフォンのデータ通信量を抑えることができます。

【住宅の種類別】光インターネット(光回線)の接続図

戸建住宅の場合

QTnet光ケーブルを建物既存の貫通孔(引込口や換気口、室外機のホース引込口等)から、宅内へ引き込みます。

戸建住宅の接続図

3階以下のアパート・コーポハウス等の場合

光ファイバーケーブル入線にあたっては、あらかじめお客さまにて建物の管理者さまへの入線交渉をお願いします。なお、QTnet光ケーブルは建物既存の貫通孔(引込口や換気口、室外機のホース引込口等)から、宅内へ引き込みます。

アパート・コーポハウスの接続図

マンション・ビル等の場合

光ファイバーケーブル入線にあたっては、あらかじめ建物の管理者さままたは管理組合さまの了解が必要となりますので、お客さまにお取次ぎをお願いする場合がございます。電話線、電力線等の引込管などから光ファイバーケーブルを引き込み、共用部分にQTnet装置を設置いたします。

マンションの接続図

【パソコンの台数別】回線終端装置の設置図

パソコン1台の場合

パソコン1台の場合の回線終端装置イメージ

かんたん設定サービス」をご希望の方は、無料でBBIQ接続設定・Webブラウザーの設定、メールソフトの設定を行います。

パソコン2台以上の場合

パソコン2台以上の場合の回線終端装置イメージ
  • 回線終端装置は弊社より貸出しますが、設置に伴う電気代はお客さまの負担となります。

    消費電力 約10W(1ヵ月あたりの電気代は約130円程度)

終端装置接続概略図 お客さまとのインターフェイスは、LAN接続端子である100BASE-TX、または、1000BASE-Tとなります。
コネクタの形状

LAN接続端子とは、電話のモジュラーに似た形状をした接続端子で、図のようにピンが電話より多く8個あります。端子の近くには100BASE-TX/10BASE-T, Ethernet(10/100)といった記載があります。

光インターネット(光回線)の接続工事当日の準備物

  • パソコン
  • LANケーブル
  • 家庭用電源コンセント(AC100V)3口以上

インターネット接続機器

お申込みのコースに応じて、次のインターフェイスの機器とLANケーブルをご準備ください。

※スマートフォンでは横スクロールで表全体を閲覧可能です。

  インターフェイス LANケーブル
100メガコース 100BASE-TX カテゴリー5以上のストレートケーブル
1ギガコース 1000BASE-T カテゴリー5e以上のストレートケーブル
10ギガ、6ギガコース 10GBASE-T カテゴリー6a以上のストレートケーブル

LANケーブルは弊社にて有料で準備することができます。

配線サービス(有料)をお申込みのお客さまは、弊社にてLANケーブルを準備いたしますので不要です。

インターネット接続機器を複数台でご利用される場合は、ブロードバンドルーターを別途ご準備ください。
(BBIQ光電話をお申込みの場合は不要です。)

BBIQ光電話をお申込みのお客さまで、無線LAN接続をされる場合、LANケーブルは不要です。

家庭用電源コンセント

回線終端装置やインターネット接続機器などで使用する家庭用電源コンセント(AC100V)3口以上をご準備ください。

必要口数はお客さまのお申込み内容、ご利用環境により異なります。

パソコンの仕様

パソコンでBBIQをご利用いただくには、次の仕様を満たすパソコンをご使用ください。

  • CPU:(Windows)Pentium互換プロセッサ1GHz 以上/(Mac)Core 2 Duo以上
  • メモリ:2GB以上
  • OS:Windows 11、Windows 10、macOS 10.15以上

(上記スペックは、通信速度を保証するものではありません。また、上記のスペックを満たしていない場合でも動作しますが、BBIQの性能を十分に発揮できないことがあります。)

まとめ

光コンセントの種類、光コンセントがご自宅に設置されているか否かの確認方法、引き込み工事の概要や接続図などをご紹介しました。

光コンセントが設置されている住まいであれば、引き込み工事なしで光回線が利用可能な場合もあります。しかしプロバイダーごとに異なる線を使うケースや線が劣化しているケースもあるため、必ずしもすぐに開通可能とは限りません。
引き込み工事をご検討中の方は、まずは現在のお住まいや環境を確認してみてください。

よくあるご質問

  • woman01
    Q

    光回線の接続に必要な光コンセントとは何ですか?

  • A

    光コンセントは、光回線を屋内に引き込む際に必要な差込口です。

    戸建て住宅では室内に光回線を引き込むことが多く、屋内に光コンセントが設置されます。マンションなどの集合住宅では共用部まで光回線を引いて、各部屋にはLANコンセントが設置されることがあります。

  • man01
    Q

    光コンセントがない場合、どのような工事が必要ですか?

  • A

    光コンセントがない場合、屋外から光回線終端装置まで光回線を引き込む工事が必要です。

    BBIQの工事は電柱から直接光ファイバーケーブルを引き込むため、光コンセントを設置する必要がありません。

  • woman02
    Q

    光回線の接続工事当日に必要な準備物は何ですか?

  • A

    光回線の接続工事当日には、パソコン、LANケーブル、家庭用電源コンセント(AC100V)3口以上をご準備ください。

    また、インターネット接続機器として、お申込みのコースに応じたインターフェイスの機器とLANケーブルが必要です。

※ 表記の金額は全て税込です。
※ ご請求額は、税抜価格の合計に消費税相当額を加算し、1円未満を切り捨てます。そのため、個々の税込価格の合計とは異なる場合があります。

※ 表記の金額は全て税込です。
※ ご請求額は、税抜価格の合計に消費税相当額を加算し、1円未満を切り捨てます。そのため、個々の税込価格の合計とは異なる場合があります。

※ 表記の金額は全て税込です。
※ ご請求額は、税抜価格の合計に消費税相当額を加算し、1円未満を切り捨てます。
そのため、個々の税込価格の合計とは異なる場合があります。

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