Wi-FiとLTEの違いとは?

メリット・デメリットや世代別の通信規格について

更新日:2023-6-6

「Wi-FiとLTEの違いについて知りたい」
「Wi-FiとLTEの違いを理解して、より快適にインターネットを使いたい」
など、Wi-FiとLTEの違いについて疑問や興味を持っている方もいるでしょう。

スマートフォンの普及によって、Wi-FiやLTEはなじみのある言葉になりました。どちらも通信方式を指す言葉ですが、それぞれの違いについて理解すれば、より快適にインターネットを楽しめたり、通信費を削減するコツが分かるようになります。

この記事では、Wi-FiとLTEの違い、それぞれのメリット・デメリットなどについて解説します。快適にインターネットを楽しむためにも、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

Wi-FiとLTEの違いとは?それぞれの特徴

まずは、Wi-FiとLTEそれぞれの概要をお伝えします。

Wi-Fiとは

Wi-Fiとは、Wireless Fidelity(ワイヤレスフィデリティ)の略で、無線LANの種類の一つです。

パソコン、スマートフォン、タブレット、ゲーム機、プリンター、テレビなどあらゆる端末とインターネットを接続するうえで、今やWi-Fiは欠かせない存在となっています。

Wi-Fiを使用するには、LANに接続するためのWi-Fiルーターやモバイルルーターが必要です。Wi-Fiは、ケーブルを使って有線接続する必要がないので、ルーターからの電波が届く範囲であれば、どこでも快適にインターネットを楽しむことができます。

Wi-Fiに関しては、以下の記事でも詳しく説明しているので参考にしてください。

Wi-Fiとは

LTEとは

モバイルデバイス用の通信回線規格の一つで、各携帯電話会社がそれぞれ所有している基地局を介してLTEの電波が飛ばされています。そのため、Wi-Fi同様に有線接続の必要はなく、無線でLTEに接続してインターネットを楽しむことが可能です。

LTEは、4Gへの移行をスムーズにするために開発された通信規格で「3.9G」とも言われています。実際に、スマートフォンで3Gや4G、5Gなどの表示を見たことがある方もいると思いますが、LTEはそれらの通信規格のなかの一つです。

Wi-Fiのメリット・デメリット

ここからは、Wi-FiとLTEの違いについてより理解を深めるために、それぞれのメリット・デメリットを確認していきましょう。まずは、Wi-Fiのメリット・デメリットです。

Wi-Fiのメリット

Wi-Fiのメリットは、データの通信容量を気にする必要なく、インターネットを楽しめることです。Wi-Fiに接続している間は、スマートフォンで契約しているデータ通信容量を使用しません。そのため、自宅のWi-Fi環境を整えれば、スマートフォンの契約はデータ通信容量が少ないプランでも問題がなくなるので、月額料金を抑えることができます。
(一部、データ通信容量に制限があるWi-Fiもあります。)

また、複数のデバイスで同時に接続できるのもWi-Fiのメリットです。有線接続の場合、LANケーブルとつながっているデバイスしかインターネットに接続できません。しかし、Wi-Fiは無線で接続できるので、パソコンやスマートフォン、タブレットなど、複数の端末で同時にインターネットを楽しむことができます。

Wi-Fiのデメリット

Wi-Fiのデメリットは、接続状況が不安定なときがあることです。Wi-Fiルーターとデバイスが離れている、多くのデバイスでWi-Fiを使用しているなど、自宅の環境や利用状況によっては回線速度が遅くなったり、接続が途切れてしまったりする可能性があります。

また、トラブルが発生したときに原因が特定しづらいのもWi-Fiのデメリットです。目に見えるケーブルがなく、設定も自分でおこなう必要があるので、接続できないときや速度が遅くなったときに、すぐに原因を特定できない場合があります。

より詳しくWi-Fiのメリット・デメリットが知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

Wi-Fiの仕組み|接続するメリットと便利な利用シーン

LTEのメリット・デメリット

次に、LTEのメリット・デメリットについてお伝えします。

LTEのメリット

LTEのメリットは、電波がつながりやすい点です。地域ごとに数多くの基地局があるため、屋外でも屋内でも安定して電波を受信できます。なお、各携帯電話会社は電波がつながりにくい場所や地域があれば、新たな基地局の設置なども日々検討しているので、今では幅広いエリアで安定してLTEの電波を受信できるようになっています。

加えて、通信速度が速いこともLTEのメリットです。LTEのデータ通信速度は、最大150MbpsでWebサイトに快適にアクセスできたり、高画質な動画を見るには十分な速度を持っています。今でこそより通信速度が速い第5世代移動通信規格の「5G」の普及が徐々に進められていますが、LTEでもこれまでの通信規格以上に、安定かつ高速にインターネットを楽しむことができます。

LTEのデメリット

LTEのデメリットは、データ通信容量に制限があることです。契約したプランによって通信容量は異なりますが、上限を超えると通信速度が遅くなり、アプリの読み込みや動画のダウンロードが進みづらくなります。追加でデータ通信容量を購入すれば、上限を上げられますが、その分月々の費用が高くなってしまいます。

また、LTEはモバイルデバイス専用の通信回線なので、Wi-Fiのようにパソコンやゲーム機、プリンターなどとの接続はできません。スマートフォンやタブレットのみ接続可能になっています。

【比較表】Wi-FiとLTEの違いまとめ

ここまでお伝えした、Wi-FiとLTEの特徴やメリット・デメリットを踏まえて、違いを表でまとめましたのでご覧ください。

Wi-Fi LTE
通信技術 無線LANの一つ モバイルデバイス用の通信回線規格の一つ
接続可能なデバイス パソコン、スマートフォン、タブレット、ゲーム機、プリンター、テレビなど スマートフォン、タブレットなど
速度と安定性 電波が届く範囲なら高速かつ安定性も高い 基地局が多いため屋外・屋内を問わず高速かつ安定性も高い
通信制限 一部のWi-Fiを除いて、無制限でネットワーク通信が可能 月ごとにデータ通信容量の制限あり
周波数帯 2.4GHz、5GHz 700~900MHz

Wi-FiとLTEは、通信技術をはじめ、接続可能なデバイス、通信制限などさまざまな違いがあります。快適にインターネットを楽しむためにも、これらの違いを把握しておきましょう。

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4Gや5Gなど世代別のモバイル通信規格について

LTEに関してより理解を深めるために、ここから世代別のモバイル通信規格についてお伝えします。

下記は、これまでのモバイル通信規格のおさらいとそれぞれの特徴をまとめた表です。

正式名称 運用開始時期 特徴
1G 第1世代移動通信規格 1979年~ アナログ方式
2G 第2世代移動通信規格 1993年〜 デジタル方式
3G 第3世代移動通信規格 2001年〜 約14Mbpsの通信速度
3.9G(LTE) 第3.9世代移動通信規格 2010年〜 ~100Mbpsの高速通信
4G 第4世代移動通信規格 2010年〜 100Mbps以上の超高速通信
5G 第5世代移動通信規格 2020年〜 約10Gbps以上の超高速通信

上記の表を見て、LTEの位置付けを理解しておきましょう。

表のとおり、モバイル通信規格は1Gから始まり2G、3Gと各世代ごとに新たなシステムが登場しました。「G」は、Generation(世代)を意味しており、数字が大きいほど通信速度や安定性が優れた通信規格になっています。

また、お伝えしたとおりLTEは4Gへの移行をスムーズにするために開発された存在ですが、限りなく4Gに近い技術や精度を持っています。そのため、厳密には別のものですが「4G/LTE」として並列で記載されることもあります。

Wi-FiとLTEではどちらを使うべき?

Wi-FiとLTEそれぞれの特徴や違いについてお伝えしましたが、結論としては、Wi-Fiの利用をおすすめします。

Wi-Fiは、電波の届く範囲でしか接続できないものの、自宅であれば基本的に問題ありません。また、データ通信容量が無制限のWi-Fiを利用すれば、上限を気にすることなく、音楽や映画のダウンロードをいつでも快適におこなえます。

LTEには、場所を気にせずインターネットを楽しめるといったメリットがありますが、データ通信容量の制限があるため、使いすぎると通信速度が遅くなってしまうという点が大きなデメリットです。データ通信容量が大きいプランに変更すれば、速度の低下を回避できますが、その分出費も増えてしまいます。

もちろん、Wi-FiとLTEを使い分ける方法もあります。屋内にいるときはWi-Fi、屋外にいるときはLTEと使い分けることで、データ通信容量をある程度抑えることも可能です。

また、屋外でもWi-Fiを使いたいなら、モバイルルーターを持ち運ぶのが良いでしょう。モバイルルーターを持っていれば、カフェや電車での移動中はもちろん、出張や旅行先でもパソコンやスマートフォンを使って、インターネットを楽しむことができます。

モバイルルーターについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

モバイルルーターとは?Wi-Fiを持つメリットや選び方

九州の光回線ならBBIQがおすすめ!

世界最大規模の調査・コンサルティング会社、J.D. パワーの固定インターネット顧客満足度調査において、「お客さま満足度9年連続No.1(九州エリア)」に選ばれたBBIQは、独自の光インターネット回線を持つ回線事業者であり、プロバイダーのサービスも一体化。「1ギガコース」「10ギガコース」も提供しており、工事や契約の相談がスムーズです。

BBIQ光 1ギガ 10ギガコース

独自の光回線を持つBBIQの「1ギガコース」「10ギガコース」なら、大容量のオンラインゲームや大人数の同時接続でも安定した環境でインターネットが利用できます。また、乗り換え時の新規工事も、標準工事費相当割で43,560円が実質無料に。HDI-Japan(ヘルプデスク協会)格付けベンチマークで最高評価「三つ星」を獲得するなど、サポートも充実しています。料金プランは「10ギガコース」「1ギガコース」だけでなく、「6Gコース」もニーズに合わせて選べます。

なお、BBIQ「10ギガコース」の提供エリアは、福岡県、長崎県、宮崎県、熊本県御船町と順次拡大中です。光回線は、ぜひBBIQ光をご検討ください。
※提供エリア内であっても、建物の構造や距離などの制約、また弊社の設備状況等によりサービスをご提供できない場合がございます。

こんな人には光回線1G(ギガ)コースがおすすめ

こんな人には光回線1G(ギガ)コースがおすすめ

では、光回線の1G(ギガ)コースがおすすめの人はどのような人なのでしょうか?インターネットの利用状況が下記のような人は、1G(ギガ)コースを選ぶといいでしょう。

インターネットは動画が快適に見られればいい人

光回線1G(ギガ)コースなら、インターネットの動画サービスが快適に利用できます。前述したように、オンラインでの動画視聴は100Mbps~500Mbpsの通信速度を確保できれば安心です。1Gbpsは1,000Mbpsのため、1G(ギガ)コースであれば4K動画なども快適に見ることができます。

通信費を安く抑えたい人

光回線1G(ギガ)コースは、多くのインターネット回線事業者が提供しているため競合が多いサービスです。そのため安価な料金設定になっていることが多く、通信費を安く抑えたい人におすすめのコースです。また、電気やガス、スマートフォンとのセット割などもあるため、より節約したい人はこれらも検討してみてもいいでしょう。

こんな人には光回線10G(ギガ)コースがおすすめ

こんな人には光回線10G(ギガ)コースがおすすめ

高画質な動画やオンラインゲームを楽しみたい人

オンライン上でゲームをしたり、会議をしたりすることが多く、とにかく最速のネット環境にしたい人は光回線の10G(ギガ)コースがおすすめです。遅延を最小限にできるため、一瞬の操作で勝敗が決まる格闘ゲームなどでも快適に楽しむことができるでしょう。
また、4K動画は1G(ギガ)コースでも十分快適に楽しめますが、オフラインで4K動画を楽しむためにダウンロードする場合は、かなりの時間を要します。4K動画をダウンロードして、オフラインで見ることが多い人は、10G(ギガ)コースをおすすめします。

複数人で同時接続が多い家庭

家族など、同じ住居にいる複数人でインターネットを使っている場合は、光回線の10G(ギガ)コースがおすすめです。また、光回線はWi-Fiでも利用可能なため、別々の部屋でも快適に利用できるでしょう。

1G(ギガ)コースが遅く感じる人

1G(ギガ)のコースを使っていて、通信速度に不満がある人は、10G(ギガ)コースに変更することをおすすめします。ただし、10G(ギガ)の通信速度はあくまで理論上の数値のため、周辺環境によって異なる場合があるので、注意が必要です。

よくあるご質問

  • woman01
    Q

    Wi-FiとLTEの基本的な違いは何ですか?

  • A

    Wi-Fiは無線LANの一種で、主に固定された場所でのインターネット接続に使用されます。

    一方、LTEはモバイルデバイス用の通信回線規格で、屋外や移動中でもインターネットに接続できます。

  • man01
    Q

    Wi-Fiの主なメリットは何ですか?

  • A

    Wi-Fiの主なメリットは、データ通信容量を気にせずにインターネットを利用できることです。

    また、複数のデバイスを同時に接続でき、有線接続の必要がないため、利便性が高いです。

  • woman02
    Q

    Wi-FiとLTEの使い分けはどのようにすれば良いですか?

  • A

    屋内での使用ではWi-Fiを、屋外や移動中ではLTEを利用することで、データ通信容量を節約しつつ、快適なインターネット接続を享受できます。

    また、モバイルルーターを使用することで、屋外でもWi-Fiを利用することが可能です。

※ 表記の金額は全て税込です。
※ ご請求額は、税抜価格の合計に消費税相当額を加算し、1円未満を切り捨てます。そのため、個々の税込価格の合計とは異なる場合があります。

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※ ご請求額は、税抜価格の合計に消費税相当額を加算し、1円未満を切り捨てます。
そのため、個々の税込価格の合計とは異なる場合があります。

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