インターネット光回線の乗り換え手順から
メリットや注意点を解説

更新日:2024-6-14
インターネット光回線の乗り換え手順からメリットや注意点を解説

インターネットを光回線にすると、通信費用や通信速度などの面で大きなメリットがあります。しかし、インターネットの乗り換えは面倒で先延ばしにしている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、インターネットを光回線に乗り換えるための手順やタイミング、メリット、注意点などについて解説します。

光回線に乗り換えるメリット

インターネットを光回線に乗り換える主なメリットは、主に下記の3つがあります。それぞれについて、詳しく説明しましょう。

  • 光回線に乗り換えるメリット
    • 通信速度が改善される
    • 月額料金が安くなる
    • おトクなキャンペーンや特典がある

通信速度が改善される

光回線に乗り換えると、通信速度が改善される可能性があります。インターネットの通信速度は利用している回線事業者やプロバイダーで異なりますが、回線が同じでもほかのプロバイダーに乗り換えることで通信速度が改善されることもあります。

毎月の通信費用を節約できる

光回線の料金は、回線会社やサービス内容によってバラバラで、現在契約しているより安い光回線サービスに乗り換えれば、月々の通信費を節約できる可能性があります。また、光回線と同時申込みすることで光電話や光テレビ、スマートフォンなどおトクに利用できる場合もあります。

通信費用を節約する方法については、下記の記事を参考にしてください。

インターネット・スマホの料金を安くする方法

おトクなキャンペーンや特典がある

光回線を他社から乗り換える場合、おトクなキャンペーンや特典が用意されていることもあります。例えば、現在利用している回線の解約時にかかる違約金を負担してくれる乗り換え対象キャンペーンのほか、インターネット利用料の初月無料やキャッシュバックなど、さまざまなキャンペーンや特典があります。乗り換えによって受けられるキャンペーンや特典を総合的に判断して光回線を選べば、大きなメリットが得られるかもしれません。

光回線に乗り換えるときの注意点

ここでは、インターネットを光回線に乗り換えるときの注意点を解説します。事前に確認して、予期せぬ出費や不備などのリスクを回避しましょう。

更新月以外は違約金が発生する

光回線の契約期間は2~3年で設定されていることが多く、回線とプロバイダーの契約年数(最低利用期間)に満たないタイミングで解約すると、違約金が発生したり、月々の料金割引やキャッシュバックなどのキャンペーンを受けられなくなったりする可能性があります。

ただし、契約期間を満たせば、いつでも解約できるわけではありません。多くの場合、違約金の発生しない1ヵ月の猶予期間(契約更新月)があり、その期間を過ぎると再び2~3年の最低利用期間が自動更新されます。契約が更新されると、次の契約更新月がくるまで違約金が発生することになります。乗り換えの際は、更新月を事前にチェックしておきましょう。

工事費残高を一括請求される

すでに光回線を利用していて、開通工事の際の工事費を分割払いしている場合は、工事費残高(工事費用の未払い分)を解約時に一括請求されることがあります。更新月であっても工事費残高は清算しなければならない可能性が高く、一括での支払いとなる場合もあるので、工事費の支払い状況を確認しておいてください。

光回線の工事費用については、下記の記事を参考にしてください。

光回線の工事費用はいくら?費用を抑えるポイントや注意点を解説

電話番号やメールアドレスが引き継げない

現在利用している光回線とセットで契約した電話番号や専用ドメインのメールアドレスなどのオプションサービスは、回線の解約とともに使用できなくなる可能性があります。特に、電話番号や専用ドメインのメールアドレスは、一度失うと復元できない可能性が高く、連絡先の変更など新たな手続きが発生する場合もあります。光回線の乗り換え後も継続して利用できるか、必ず確認しましょう。

インターネットが使用できない期間が発生することがある

インターネットの乗り換えには、早くても1~2週間程かかります。手順やタイミングを間違えると、現在の回線も新しい回線も使用できない期間が生まれてしまうため注意が必要です。この期間は、インターネット以外にも、光テレビや光電話などのサービスも使えません。この状況を避けたい場合は、新しい回線が開通してから、現在の回線を解約するようにするといいでしょう。

光回線に乗り換えるための手順

インターネットを光回線に乗り換える手順は、現在契約しているインターネット回線と、新しく契約する光回線の種類によって異なります。下記の順に確認し、該当する方法で乗り換えるといいでしょう。

1. 利用中のインターネット回線の契約内容を確認する

まずは、現在利用しているインターネット回線の契約内容を確認します。解約する際の違約金が発生しない更新月のタイミング、インターネット以外のオプションサービスの継続利用の可否、工事費残高などをチェックし、光回線への乗り換え時期を検討しましょう。

契約しているプロバイダーや回線事業者が分からない場合については、下記の記事を参考にしてください。

プロバイダーが分からないときの確認方法とは?簡単な見分け方を解説

2. 乗り換える光回線の回線事業者を決める

次に、乗り換える光回線の回線事業者を決めます。光回線の種類は、大きく分けると4つあります。どの種類の光回線にするか決めてから、回線事業者を選ぶとスムーズです。

・電力会社系

電力会社系の光回線は、地域に根付いた電力会社が提供しているインターネット回線です。例えば、九州電力が提供している光回線のBBIQは、利用できる地域が限定的になりますが、その分、利用者も限定されるため、回線が混雑しにくく、速度が安定しやすいというメリットがあります。また、プロバイダーとセットでサービスが提供されている場合が多く、料金が比較的安いうえ、電気代とのセット割など独自の割引サービスを行っている会社もあります。

BBIQのセット割については、下記の記事を参考にしてください。

九電グループまとめてあんしん割

・NTT系

NTT東日本とNTT西日本が提供している光回線は、47都道府県のすべてで利用できるなど、提供エリアが広いのが特徴です。ただし、プロバイダーの契約が別途必要になり、料金の支払いも2ヵ所になるため乗り換えの際は手間を感じるかもしれません。光回線の利用料とプロバイダー料を合計すると、割高になりやすいデメリットもあります。

・光コラボレーション系

光コラボレーションとは、NTTが保有している光ファイバーケーブルを、ほかの回線事業者が借りて提供している光回線です。プロバイダーや携帯キャリアなどの通信事業者が中心に提供しています。多くの場合、回線とプロバイダーのサービスがセットで提供され、契約先は1ヵ所のみです。現在、NTTや光コラボレーションの光回線を利用している場合は、工事なしで乗り換えられる可能性が高いでしょう。

・ダークファイバー系

ダークファイバーとは予備の光ファイバーケーブルのことで、元々NTTが敷設したケーブルのうち、実際には使用されていないケーブルを、ほかの回線事業者に貸し出すかたちで光回線が提供されます。使用しているのは1つの回線事業者のみで利用しているため、回線が混雑しにくいメリットがある反面、地域が限定されるデメリットもあります。

3. 光回線の申込みと利用中のインターネット回線の解約・切り替え

乗り換える光回線が決まったら、光回線サービスに申込みをしましょう。利用中のインターネット回線の解約は、新しい回線が開通してから行うことが重要です。乗り換える光回線によって、申込み手順・乗り換え方法は異なりますので、以下の3パターンを参考にしてください。

・新規契約の場合

利用中のインターネット回線を解約し、電力会社系やダークファイバー系などの独自回線に乗り換える場合などは、新規契約の手続きが必要です。光回線の開通工事が必要な場合が多く、開通工事は申込みから1~2ヵ月程かかる場合もあるので注意してください。乗り換えたい光回線サービスへの申込み手続き後、開通工事を行います。新しい光回線が開通してから、乗り換え前の回線事業者やプロバイダーの解約手続きを行うと、インターネットを利用できない期間が発生しないのでおすすめです。

光回線の契約については、下記の記事を参考にしてください。

光回線の契約から開通までの流れとは?期間と注意点を解説

・回線事業者変更の場合

回線事業者から、ほかの回線事業者に乗り換える場合は、回線事業者の変更となります。この場合、回線開通工事が必要ない場合も多く、乗り換え後もNTTの通信機器を利用できます。光コラボレーション間の乗り換えでは「事業者変更承諾番号」の取得が必須です。契約中の光コラボレーションに連絡して、事業者変更承諾番号を取得後、乗り換えたい光コラボレーションに申込み手続きをします。最短1週間程で光コラボレーションの契約が切り替わり、乗り換えは完了です。必要に応じてWi-Fiルーターなどの通信機器の返却を行う場合もあります。

・転用の場合

NTTの光回線から光コラボレーションへ乗り換える場合は「転用」となり、「転用承諾番号」の取得が必要です。契約中のNTT回線に連絡して転用承諾番号を取得後、乗り換えたい光コラボレーションに申込み手続きを行います。2週間程で契約の切り替えが完了しますので、利用していたNTTの光回線とプロバイダーの解約手続きを行い、必要に応じてWi-Fiルーターなどの通信機器を返却しましょう。

光回線に乗り換えたほうがいい人

インターネットを光回線に乗り換えると、さまざまなメリットがあります。下記に該当する人は、特にメリットが大きいため光回線への乗り換えがおすすめです。

今の通信速度や料金に不満がある人

現状の通信速度や料金に不満があるなら、光回線に乗り換えたほうがいいでしょう。光回線は、利用する回線事業者やプロバイダーによって、通信速度や料金体系が異なります。今よりも通信速度が速くなる光回線や通信費を節約できる光回線を検討してみるのもおすすめです。

光回線を安く使いたい人

光回線の乗り換えを対象に、キャッシュバックや割引キャンペーンなどを実施している会社は多くあります。ただし、初月無料など契約が始まった特定の期間だけ適用されるものも多く、契約年数を重ねるごとに月額利用料が高くなる仕組みになっているコースもあるので、契約内容はよく確認しましょう。

契約更新月が近い人

違約金の発生しない契約更新月が近い人は、光回線の乗り換えを検討することをおすすめします。前述したとおり、プロバイダーや回線事業者の契約は、年数を重ねるごとに利用料が高額になるケースがあります。契約年更新月が近づいてきたタイミングで、契約内容を確認し、乗り換えを検討しましょう。

光回線の乗り換えはプロバイダーと回線事業者一体型がおトク

インターネットを光回線に乗り換えると、通信費の節約や通信速度の改善など、さまざまなメリットがあります。料金やキャンペーン特典、通信速度などを比較検討し、快適に使える光回線を選びましょう。

電力会社系の光回線であるBBIQはプロバイダーと回線事業者一体型で、乗り換えの際の手続きも簡単。新規契約の際の初期工事費(標準工事費)3万9,600円に標準工事費相当割が適用されるため、とてもおトクに回線工事ができます。家族が多くて同時接続する場合でも、安定した光回線で快適にインターネットを利用できるうえ、1ギガ、6ギガ、10ギガと豊富なプランから求める環境に合わせた通信環境が選べます。

HDI-Japan(ヘルプデスク協会)格付けベンチマークで最高評価「三つ星」を獲得するなど、BBIQはサポートも充実。光回線の乗り換えを検討している方はぜひお問い合わせください。料金プランについては、「かんたん!料金シミュレーション」でチェックできます。

「かんたん!料金シミュレーション」

BBIQをご検討中の方は、おすすめプランや特典のご案内など、BBIQのサービス内容をぜひご覧ください。

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