光回線をマンションで引くには?
確認事項や開通までの流れを解説

更新日:2024-4-25
光回線をマンションで引くには?確認事項や開通までの流れを解説

快適なインターネット環境のため、マンションなどの集合住宅でも光回線の契約を検討している人もいるでしょう。しかし複数の住戸があるマンションでは、光回線導入の際に気をつけなければいけないこともあります。
この記事では、マンションなどの集合住宅で光回線を導入する際の確認事項や、光回線開通までの流れを解説します。

マンションのインターネット環境を確認する

マンションなど集合住宅で光回線の導入を考えている場合、まずは物件のインターネット環境を確認しなければなりません。インターネット環境は物件ごとに異なり、設備によっては光回線に対応できないこともあります。まずは、インターネット環境をタイプ別に確認してみましょう。

インターネット対応、または完備の場合

「インターネット対応」や「インターネット完備」とうたっているマンションは、すでにインターネット環境が整備されている物件です。

インターネット対応物件とは、マンション内の共用部までインターネット配線工事が完了しており、プロバイダーを選んで部屋への引き込み工事を行えばインターネットが使える物件です。インターネット完備物件は、部屋までインターネット回線が配線済みで、周辺機器を接続すればすぐにインターネットが利用できます。

ただし、どちらも開通している回線が光回線かどうかは、入居前には分からない場合もあり、管理会社や大家が指定するプロバイダーしか選択できない可能性もあります。導入されているインターネットが光回線ではない場合は、新たに光回線を導入していいかを管理会社や大家に確認する必要があります。

インターネットが整備されていない場合

インターネットが整備されていないマンションの場合、光回線の導入自体ができない可能性もあります。まずは管理会社や大家に光回線の導入が可能か確認しましょう。

光回線が引けないときの対処法については、下記の記事を参考にしてください。

光回線が引けないときの代わりはどうする?おすすめの対処法を紹介

マンションが光回線対応だった場合の流れ

光回線対応のマンションは、建物の共用部まで光回線が開通済みのため、プロバイダーを選んで部屋までの引き込み工事を行う流れになります。光回線対応マンションの場合の、回線導入までの流れを説明します。

光回線が物件のどこまで導入されているかを確認

まずは、マンション内のどこまで光回線の工事が行われているかを確認しましょう。マンションで必要な光回線の工事は、大きく3段階に分かれます。

  • マンション内の光回線工事の状況
    • 光ファイバーケーブルがマンションの共用部まで引かれている
    • 光ファイバーケーブルが室内まで引き込まれている
    • 光コンセントが室内に設置されている

どの段階まで工事が完了しているか確認しておくと、光回線の申込みがスムーズに進みます。

マンションの配線方式を確認

マンション共用部から各部屋までの配線方式は、主に3つあります。配線方式は光回線の速度にも大きく影響するため、光回線申込み前に必ずチェックしておきましょう。

  • 光配線方式
    • 光配線方式は、マンション内の各部屋へ光ファイバーケーブルを接続する方式です。光配線方式には、通信速度が早く、安定しているFTTH方式など4つの種類があります。光ファイバーケーブルと回線終端装置(ONU)をダイレクトに接続するのではなく、光コンセントを介して接続します。そのため、光コンセントが設置されていない部屋では、光回線の工事が必要です。
  • VDSL方式
    • VDSL方式は、電柱からマンション共用部までは光ファイバーケーブルを引き込みますが、共用部から各部屋への配線には電話回線用ケーブルを利用する配線方式です。各部屋には電話回線用のモジュラージャックを経由してVDSL用のモデムを設置します。
  • LAN配線方式
    • LAN配線方式は、電柱からマンション共用部まで光ファイバーケーブルを引き込み、共用部から各部屋への配線はLANケーブルを利用する配線方式です。各部屋に設置されているLAN挿し込み口に繋いだLANケーブルをパソコンに接続します。

プロバイダーに申込む

光回線の工事状況と配線方式が分かったら、プロバイダーを選んで光回線を申込みます。マンション指定のプロバイダーがないか確認してから、自分に合ったプロバイダーを探しましょう。

工事が必要な場合は工事日を設定する

光ファイバーケーブルの配線がマンションの共用部までで、室内に引き込まれていない場合は、引き込み工事が必要になります。また、マンション内の配線が光配線方式なのに、室内に光コンセントが設置されていない場合も室内工事が必要です。これらの工事には契約者の立ち会いが必須のため、光回線の申込み時に工事日を設定しましょう。

回線終端装置(ONU)などインターネット機器を設置する

工事が終わり、光回線が部屋まで繋がったら、回線終端装置(ONU)やルーターなどの機器を設置します。ここからは、基本的には契約者本人の作業です。プロバイダーから送られてきた必要機器を、説明書のとおりに接続しましょう。

デバイスで通信をチェックする

回線終端装置(ONU)またはルーターと光回線を接続したら、パソコンやスマートフォンなどのデバイスが正常に通信できるか確認します。問題なく回線が利用できていれば、光回線導入は完了です。

マンションが光回線完備だった場合の導入の流れ

光回線完備のマンションは、すでに光回線が部屋まで繋がっており、物件全体で光回線の契約も済んでいるため、デバイスに繋げてインターネットが利用できるか確認します。ただし、Wi-Fiを利用したい場合は、追加でWi-Fiルーターの用意が必要な可能性もあります。

マンションに光回線が導入されていない場合の流れ

そもそもマンションに光回線が導入されていない場合は、光回線の導入自体が可能か確認する必要があります。以下の流れで確認してみましょう。

光回線導入が可能か管理会社や大家に確認

まずは管理会社や大家に、光回線の導入が可能か確認をしましょう。立地などの関係で光ファイバーケーブルが建物に引き込めないケースや、建物外壁の工事ができないケースでは、光回線の導入が難しいこともあります。

導入可能なら光回線の提供エリアを確認

管理会社や大家から光回線導入の許可が下りたら、物件がプロバイダーの対応エリア内にあるか確認しましょう。対応エリア外の場合、サービスの申込みができなくなるので、事前に確認しておくと安心です。

プロバイダーと回線事業者を申込む

物件に光回線が導入できることを確認したら、プロバイダーと回線事業者に契約を申込みます。プロバイダーと回線事業者が一体型になったプランもあるので、申込みの手間や自分のライフスタイルに合わせて選びましょう。

マンションで光回線を導入する際の確認ポイント

ここからは、マンションに光回線を導入するまでに注意したいポイントを紹介します。光回線導入前に必ず確認しましょう。

工事をする際は管理会社や大家に事前確認する

光回線の開通工事や、マンション共用部から各部屋に光回線を引き込む工事が必要な場合、外壁や共用部での作業が発生します。工事で壁に穴を空けてマンションの備品や設備に問題が生じる場合もあるので、トラブルにならないためにも、工事が可能か物件の管理会社や大家に確認しておくことが大切です。

退去時に撤去作業が発生する場合がある

入居時に新たに光回線を導入した場合、契約内容によっては退去時に光回線を撤去する必要があります。特に賃貸物件の場合、退去時の原状復帰が定められていることも多く、その契約は光回線にも該当します。ただし、撤去せずに退去することが認められる場合もあるので、撤去の必要があるか管理会社や大家に相談してみましょう。

退去時に行うインターネット回線の手続きについては、下記の記事を参考にしてください。

引越しするときにインターネット回線で必要な手続きとは?

光回線の通信速度が遅い場合の対処法

光回線が開通したのに通信速度が遅い場合、原因に応じた対処法があります。通信機器やマンション環境など、以下の5つを確認してみましょう。

通信機器を確認する

まずは光回線に接続した通信機器を確認します。ルーターなどの通信機器は24時間稼働していることが多く、熱を持ちすぎたことが原因で不調になることがあります。今まで問題なく使えていたのに、急に通信速度が遅くなったと感じたときは、通信機器を再起動してみましょう。通信機器の電源を切って、しばらく経ってから再起動すると通信速度が回復する可能性があります。

ルーターの不具合については、下記の記事を参考にしてください。

インターネットが繋がらない原因は?Wi-Fiルーターの確認方法

LANケーブルを確認する

通信機器に問題がない場合は、LANケーブルに異常がないか確認します。LANケーブルの断線や劣化が通信速度低下の原因になっている可能性もあるので、古いものを使用していないか、どこかにケーブルが挟まって破損していないかをチェックしましょう。

端末のOSやドライバのバージョンを確認する

パソコンやスマートフォンなどの接続端末の問題で、通信速度が遅くなることもあります。端末そのものが古かったり、OSやドライバのアップデートをしておらず古いバージョンを使用していたりすると、スペック不足などによって光回線の通信速度が発揮できません。

セキュリティソフトの設定を確認する

パソコンに入れているセキュリティソフトが、通信速度を低下させている場合もあります。セキュリティソフトは、アクセスしようとしているWebサイトなどの危険性をチェックするため、ページ遷移に時間がかかってしまいます。その場合は、セキュリティソフトを一時的に停止したり、設定を見直したりすることで改善されるかもしれません。ただし、セキュリティソフトの停止は、アクセス先の安全性が確認されている場合のみにしましょう。

プロバイダーや回線を確認する

プロバイダーや回線事業者の障害やメンテナンスによって、通信が遅くなっていることもあります。Webサイトなどを確認し、メンテナンスや障害のお知らせがないか確認してみましょう。その場合、基本的に利用者側でできることはないので、復旧対応が完了するまで待つしかありません。

インターネットの速度が遅いときの対処法については、下記の記事を参考にしてください。

インターネットの速度が遅いのはなぜ?原因と対策を解説

マンションに光回線を導入するならBBIQがおすすめ

マンションで光回線を繋ぐには、物件のインターネット環境や配線方式を確認する必要があります。新規導入が可能であれば、通信速度が速くて安定しているFTTH方式の光回線がおすすめです。

BBIQの光回線はFTTH方式を採用している上、プロバイダーと回線事業者一体型だから申込みも簡単なため、快適&手軽に光回線を導入できます。マンションタイプは1ギガ、6ギガ、10ギガのコースからライフスタイルに合わせて選べるので、オンラインゲームをしたり、家族で同時接続したりする場合でも、安定した光回線で快適にインターネットを利用可能です。標準工事費相当割で工事費3万9,600円が実質無料だから、導入時の初期費用もおトクです。

また、オプションのBBIQ光電話の契約で利用できるルーターは、無線LAN(Wi-Fi)を標準搭載しています。高速無線企画Wi-Fi 6にも対応し、ホームネットワークセキュリティも標準搭載されているので、安全&快適にインターネットが楽しめます。

BBIQをご検討中の方は、おすすめプランや特典のご案内など、BBIQのサービス内容をぜひご覧ください。

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