インターネット未接続になる原因とは?
Wi-Fi接続後の対処法を解説

更新日:2023-11-24

パソコンやスマートフォンを使ってインターネットを利用しようとしたとき、Wi-Fiにはつながっているのに「インターネット未接続」と表示され、困ってしまったことはないでしょうか?それ以外にも、インターネットは使えるものの速度が遅い、時間帯によって回線が重いといった問題が生じることもあります。
この記事では、「インターネット未接続」になる原因や、シチュエーション別の対処法を解説します。

インターネット未接続と表示される原因

インターネットが未接続になる原因は、通信障害や端末の不具合などさまざまです。まずは、主な原因について見ていきましょう。

プロバイダーや回線の不具合・通信障害

インターネットが未接続になる原因のひとつに、プロバイダーや回線に不具合・通信障害が起きているケースがあります。
一時的なネットワークの混雑やサーバーのダウン、または自然災害や気象条件、ハードウェアの故障、人的なミスなどで起きることがあります。

利用端末の不具合や設定の問題

プロバイダーや回線は問題ないのにインターネットが未接続になる場合は、パソコンやスマートフォンなどの利用端末に問題があることを疑ってみましょう。
例えば、端末のWi-Fi機能や通信機能が故障している、一時的な不具合が起きている、端末が機内モードになっている場合などに、「インターネット未接続」と表示されます。また、セキュリティソフトの設定に問題があり、インターネット接続に影響を及ぼすことも考えられます。

通信機器の不具合

使用端末に問題がないのにインターネットが未接続になる場合は、無線LANルーターやモデム、ONU(光回線終端装置)などの通信機器に不具合が生じていないか確認しましょう。
これらの機器が故障または一時的な不具合により正常に動作しない場合、データの送受信が適切に行われず、接続が切断されることがあります。
また、有線で接続している場合は、LANケーブルの断線により通信ができなくなっていることも考えられます。

電波干渉など周辺環境の問題

通信機器に問題がないのにインターネットが未接続となる場合は、Wi-Fiで使用される電波が干渉を受けていないか、周辺の環境をチェックしてしましょう。
電波の届く範囲内に電子レンジやコードレス電話、Bluetooth機器があり、それらを使用中に電波干渉が起きると、インターネットがつながりにくくなります。ほかにも、近隣のWi-Fiが同じチャンネルを使用していて、電波干渉が引き起こされるということもあります。

また、無線LANルーターの近くにほかの電子機器や金属製の棚、水槽・花瓶など湿気を含む物があると、通信の品質が低下する可能性が高くなります。

インターネット未接続を解決する方法

「インターネット未接続」の表示になった場合は、回線や端末を確認すると解決することがあります。ここからは、回線や端末の確認方法と対処法を紹介します。

プロバイダーや回線を確認する

プロバイダーや回線に不具合や障害が起きているときは、プロバイダーからアナウンスがあるのが一般的です。これまで問題なく通信ができていて、急に未接続となった場合は、公式サイトやSNSアカウントを確認しましょう。通信障害であれば、障害の種類、影響範囲、発生時刻、対処などについて報告されているはずです。

また、プロバイダーへの支払いが滞っていると、インターネットの利用が制限されることもあります。心当たりがある場合は、支払状況を確認してみてください。

端末を確認する

使用しているパソコンやスマートフォンのWi-Fi機能が、オフになっていないかを確かめましょう。オフになっていたら、オンにするとWi-Fi機能が使えるようになります。
また、機内モードがオンになっていないかも確認しましょう。機内モードをオフにしないと、インターネットは接続できません。

次に、端末のWi-Fi設定画面を確認します。表示されているネットワークのリストから、自分がつなぎたいネットワークを選択します。正しいネットワークを選択されているのに「インターネット未接続」の状態であれば、Wi-Fiの接続をいったんオフにして、再度オンにする作業を何度か繰り返します。

それでも改善されなければ、そのネットワーク設定を削除し、再設定をしてみてください。暗号キー(パスワード)の入力を求められたら、あらためて入力します。暗号キーは、自分で変更していなければ、無線LANルーターの背面や底面に記載されていることが多いので、確認して大文字と小文字の違いなどに注意しながら入力してください。
また、パソコンでセキュリティソフトを導入している場合は、一時的に無効にしてインターネットに接続すると、セキュリティソフトが原因で接続できなくなっているかどうかをチェックできます。

以上を試しても改善されない場合は、パソコンやスマートフォンの再起動してみるのもおすすめです。一時的な不具合であれば、端末の再起動で接続が再開される可能性があります。

通信機器を確認する

無線LANルーター、モデム、ONUなどの通信機器も確認してみます。まず、電源が入っていて必要なケーブルがきちんと接続されているか、その上でランプが正しく点灯しているかをチェックしてください。

通信機器の一時的な不具合も、機器の再起動で直ることがあります。無線LANルーターは設定ツールを使って再起動するか、再起動ボタンがついていればそのボタンを押すことで再起動できます。
または、電源コードをコンセントから抜き、数分待った後で再度差し込むという方法も有効です。再起動は本体内部の放熱を促し、一時的な不具合をリセットして解消する働きがあります。

LANケーブルを確認する

無線LANルーターに接続している、LANケーブルの状態も確認しましょう。例えば、ルーターとONUの接続にはLANケーブルを使用しています。このケーブルが劣化・断線している場合は、インターネット接続が不安定になるため、買い替えをおすすめします。

LANケーブルには、「CAT5」「CAT5e」「CAT6」「CAT6a」「CAT7」「CAT8」などの規格があります。このうち、CAT5e以降の規格であれば、1Gbpsの超高速通信にも対応しています。LANケーブルを新品に買い替える場合は、CAT5e以降の製品を選ぶのがおすすめです。

パソコンであれば、有線LANケーブルをつないでインターネットに接続できるか、チェックしてみることも有効です。有線でつながるのにWi-Fiでつながらないのなら、Wi-Fiの設定や、下記で説明する周辺環境に問題がある可能性が高くなります。

周辺環境を確認する

無線LANルーターの近くやWi-Fiを利用する屋内の環境も、インターネットが未接続になる原因となります。
電子レンジやコードレス電話との電波干渉が疑われる場合は、Wi-Fiの周波数帯を切り替える方法が効果的です。干渉が起きやすいのは、家電製品にも使われる2.4GHz帯という周波数帯です。無線LANルーターが5GHzの周波数帯にも対応しているなら、切り替えてみてください。

5GHz帯は障害物に弱い、古いスマートフォンなどは対応していないなどの弱点があるものの、電波干渉が起こりにくく、高速通信ができるというメリットがあります。
近隣のWi-Fiと電波干渉が起きる問題も、2.4GHz帯の実質チャンネルは4個しかないのに対し、5GHz帯の実質チャンネルは19個あります。そのため、5GHzをメインに使うようにすれば、近隣でチャンネルが被るおそれはほとんどありません。状況に応じて2.4GHz帯と5GHz帯を上手に使い分けましょう。

また、家の中で多くの端末を同時にWi-Fiに接続していることも、インターネットが未接続になる原因となります。無線LANルーターに同時接続できる端末の数には限りがあるため、それを超えると接続速度が低下し、インターネットの接続が不安定になります。
使用しているルーターの同時接続可能台数を確認し、それを超える数の端末を使用しないことが大切です。

Wi-Fiがつながっているのに通信速度が遅い場合

Wi-Fiにつながってインターネットに接続できるものの、通信速度が遅い、安定しないという場合は、違う原因が隠れているかもしれません。この場合の対処法は、下記の2つです。

無線LANルーターを変更する

今使っている無線LANルーターが3~5年以上前に購入した古いモデルであれば、新しい無線LANルーターに買い替えることで、通信速度がアップする可能性があります。

新しい通信規格に対応しているルーターなら、古いものより高速な通信ができます。例えば、高速ワイヤレス通信が可能な新しい規格のWi-Fi 6は、1世代前のWi-Fi 5に比べて約1.4倍高速化されており、最大で約9.6Gbpsというデータ転送速度を実現しています。

Wi-Fi 6は、2.4GHzと5GHzの2つの周波数帯を使い分けることができます。さらに、Wi-Fi 6の拡張バージョンであるWi-Fi 6Eでは、対応する端末は限られるものの、6GHzを加えた3つの周波数帯を使用できます。同時に接続できる端末数も増えていて、最大接続台数が200台という製品もあります。

プロバイダーや回線事業者を変更する

プロバイダーは、光回線などの回線をインターネットに接続するために、サービスを提供する会社です。一方、回線事業者は、インターネット回線を構築して提供している会社です。
今、使っている光回線の通信速度が遅いのであれば、プロバイダーか回線事業者、もしくは両方を変えることで状況が改善される可能性があります。

プロバイダーを変えると、同じ光回線を使っていた場合でも、通信の安定性が向上することがあります。これはプロバイダーにより、設備のスペックや充実度が違うことがあるためです。また、接続方式として従来の「IPv4」だけでなく、次世代のプロトコルといわれる「IPv6」にも対応しているプロバイダーにすると、通信速度が安定するケースがあります。

一方、回線事業者を乗り換えると、回線速度が大きく変わることが期待できます。これは回線の基本性能や品質そのもの、あるいは利用者数の違いによって混雑度が変わり、実際に利用する際の速度に違いが生じるためです。ただし、これは乗換先の回線業者が、高速な回線を提供している場合に限ります。

一般的に、時間帯によってインターネットの回線速度が遅くなるというときは、通信の安定性を向上させるためにプロバイダーを変えると改善されることがあります。時間帯に関係なく常にインターネットが遅いという場合は、回線事業者を変えたほうが、速度が向上する可能性が高いでしょう。

Wi-Fiも使える光回線で快適なインターネット生活を

インターネットが未接続になる、速度が遅いというときには、さまざまな原因が考えられます。対策をしても改善しない場合は、プロバイダーや回線業者の乗り換えをおすすめします。

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