プロバイダーの種類別の特徴と選び方

プロバイダーの基礎知識

更新日:2023-6-6

プロバイダーは、大きく2種類に分ける事ができます。1つ目は、通信回線と接続サービスのサポート窓口が同じ業者である「回線一体型」。2つ目は、インターネット接続サービスに特化したプロバイダーの「ホールセール型」です。ここでは、それぞれのメリット・デメリットについて説明していきます。プロバイダーの種類の理解が、快適にインターネットを利用する第一歩となるので、しっかり押さえましょう。

プロバイダーの種類が多様化

新居への引越しなど、新規にインターネットを開通させる場合には、プロバイダーとの契約が必要です。しかし近年ではさまざまなプロバイダー会社が登場し、一体どれが良いのか分からないという方もいるでしょう。

多様化しているプロバイダーの中から自分に合うものを選ぶには、各社の特徴を比較してみるとよいでしょう。正しく比較するために、まずは業務形態別、事業者別のプロバイダーの種類についてお伝えします。

プロバイダーとは?基礎知識と主なサービス・役割

プロバイダーの種類別の特徴

(1)業務形態別:回線一体型

回線一体型とは、通信回線自体を自社で保有・運用しているプロバイダーのことを指します。1つのプロバイダーで、回線とインターネット接続の両方のサービスを一括して受けられるのが特徴です。大きなメリットとしては、通信回線と接続サービスで同じ事業者がサポート窓口となっているというところが挙げられます。お申込みやお問合せ、料金の支払先が同じ事業者なので、管理が楽な点が魅力です。

例えば、インターネットがつながらなくなったなどのトラブル時にも、回線事業者と接続事業者どちらに電話すれば良いのか迷うこともありません。回線事業者と接続事業者間で、たらい回しになるということも防げます。

(2)業務形態別:ホールセール型

ホールセール型とは、インターネット接続サービスだけを提供するプロバイダーのことを指します。ホールセール型のプロバイダーはたくさん存在しますので、値段やサービスの種類が多く、選ぶ自由度が高いというメリットがあります。デメリットとしては、通信回線とプロバイダーで契約やサポートの窓口が別々になっていたり、料金の支払先が別になっていたりするため、手間がかかる点が挙げられます。

(3)事業者別:電力会社系

電気会社系とは、地域ごとにそれぞれ拠点を構える電気会社が提供するプロバイダーのことです。それぞれの電気会社が地域に結びついており、使用エリアは電線を利用した送電範囲内であることから、回線混雑の影響が少なく通信速度が速いことが特徴です。

また、電力会社系のプロバイダーは他と異なり電力系の回線も所有しているため、回線+プロバイダーのセットプランが比較的安価に設定されている点も魅力です。

(4)事業者別:通信会社系

通信会社系とは、携帯キャリア大手の通信会社が提供するプロバイダーです。運営基盤の安定性があることはもちろん、携帯料金とセットにすることで割引を得られるなど様々なメリットがあります。各種通信会社によって提供しているサービスや割引などが多様なため、どの会社を選ぶべきなのか、慎重に判断する必要があるでしょう。

(5)事業者別:電機メーカー系

電機メーカー系とは、電気機器を扱うメーカーが提供するプロバイダーです。他サービスとの強力な連携はありませんが、古くからサービスを提供していることもあり、各種サポートの手厚さなどが特徴的です。パソコンを購入した際に契約ができたり、これからインターネットを始める方にとって安心感が高かったりといったメリットがあります。

インターネット回線の種類

光インターネット(光回線)

光インターネット(光回線)のイメージ図

光インターネットは、現在の固定回線の主流となるインターネットです。特徴は通信速度が速いこと、電磁波の影響などによるデータ損失がほとんどない安定性があることです。具体的には、ケーブルテレビの3倍、ADSLの20倍以上と圧倒的な高速通信となっています。そのため、快適にインターネットを利用したい方、ストリーミングで高画質の動画をよく見る方にはおすすめです。

ただし、光回線を利用するにあたり、部屋に光ファイバーケーブルを引くための工事が必要になります。引越しシーズンなど回線工事が多い時期には、希望の日程で工事がおこなえず、入居日にインターネットが使えない可能性もあるため注意が必要です。

光インターネット(光回線)

ケーブルテレビ回線

ケーブルテレビ回線のイメージ図

ケーブルテレビ回線は、固定回線の中で最も古い種類のインターネットです。特徴はインターネットを利用できるだけでなく、充実したテレビサービスを楽しめることです。具体的には、BS放送やCS放送などの衛星放送を見られるようになります。

しかし、光回線に比べるとインターネット回線の速度は1/3程度と劣ります。そのため、テレビをよく見る方にはおすすめですが、パソコンやスマートフォンでインターネットを頻繫に利用する方にはおすすめできません。

ADSL(電話線)

ADSL(電話線)のイメージ図

ADSLとは、固定回線の一つで既存の電話線を使ったインターネット回線の種類です。かつては、家庭用のインターネットとして広く普及していましたが、現在は光インターネットの登場によって衰退しています。

電話の音声が使用していない高い周波数帯域を利用して通信を行うため、高速通信が可能です。しかし、光インターネットに比べると通信速度は遅いです。

ADSLの特徴・光回線とADSLの比較

ワイヤレス回線(無線回線)

ワイヤレス回線(無線回線)のイメージ図

ワイヤレス回線は、ケーブル不要で遠隔接続できるインターネットです。光インターネットのように利用するための工事が不要で、申込みをすると最短3日ほどで利用開始できます。さらに、外出先でもWi-Fiを利用できることも大きな特徴です。

ワイヤレス回線は利便性の良さの反面、電波干渉を受けやすかったり、セキュリティに不安があるなどの注意点があります。

光インターネット(光回線)とは何が違う?自宅でWi-Fiを使う方法

自分に合うプロバイダーの種類の選び方

対応エリアを確認する

各プロバイダーによって、対応しているエリアが異なります。そのため、どのプロバイダーが自分の住んでいるエリアに対応できるのか、あらかじめ確認することが大切です。プロバイダーによって、全国対応できるところと、エリア限定のところがあるので注意しましょう。

月額料金・初期費用を確認する

月額料金や初期費用は契約するプロバイダーにもよりますが、できるだけ安く抑えたいものです。各プロバイダーがさまざまな種類の契約プランを用意しているので、自分のインターネットの利用状況を踏まえ、一番おトクに契約できるプロバイダーを探してみましょう。

光インターネット(光回線)の月額料金・初期費用

回線速度を確認する

回線速度には上り(データの送信)と下り(データの受信)があります。回線速度の目安としては、1Mbps〜30Mbpsあればホームページの閲覧やメールの送受信が問題なくでき、30Mbps〜100Mbpsあれば文章+写真の送受信やネットサーフィンも快適に行えます。それ以上の回線速度では、動画の再生や音楽鑑賞もサクサク読み込むことができます。

光回線(光インターネット)・Wi-Fiの速度の目安とは?調べ方を紹介

キャンペーンや特典を確認する

プロバイダーによっては、工事費用無料やキャッシュバック特典をつけていることもあり、想定していた費用よりも安く申込める可能性もあります。そのため、キャンペーンや特典を各社比較しておきましょう。

プロバイダーの種類選びで迷ったらBBIQへ

今回は、プロバイダーの種類についてお伝えしました。プロバイダーは、運営する会社や地域によって、サービス内容や料金が異なります。そのため、複数の会社を参照し、自身の利用状況やプロバイダーの条件によって契約先を考えましょう。

数あるプロバイダーのなかで、どこと契約するか迷ったときは、ぜひBBIQをご検討ください。

九州の光回線ならBBIQがおすすめ!

世界最大規模の調査・コンサルティング会社、J.D. パワーの固定インターネット顧客満足度調査において、「お客さま満足度9年連続No.1(九州エリア)」に選ばれたBBIQは、独自の光インターネット回線を持つ回線事業者であり、プロバイダーのサービスも一体化。「1ギガコース」「10ギガコース」も提供しており、工事や契約の相談がスムーズです。

BBIQ光 1ギガ 10ギガコース

独自の光回線を持つBBIQの「1ギガコース」「10ギガコース」なら、大容量のオンラインゲームや大人数の同時接続でも安定した環境でインターネットが利用できます。また、乗り換え時の新規工事も、標準工事費相当割で43,560円が実質無料に。HDI-Japan(ヘルプデスク協会)格付けベンチマークで最高評価「三つ星」を獲得するなど、サポートも充実しています。料金プランは「10ギガコース」「1ギガコース」だけでなく、「6Gコース」もニーズに合わせて選べます。

なお、BBIQ「10ギガコース」の提供エリアは、福岡県、長崎県、宮崎県、熊本県御船町と順次拡大中です。光回線は、ぜひBBIQ光をご検討ください。
※提供エリア内であっても、建物の構造や距離などの制約、また弊社の設備状況等によりサービスをご提供できない場合がございます。

こんな人には光回線1G(ギガ)コースがおすすめ

こんな人には光回線1G(ギガ)コースがおすすめ

では、光回線の1G(ギガ)コースがおすすめの人はどのような人なのでしょうか?インターネットの利用状況が下記のような人は、1G(ギガ)コースを選ぶといいでしょう。

インターネットは動画が快適に見られればいい人

光回線1G(ギガ)コースなら、インターネットの動画サービスが快適に利用できます。前述したように、オンラインでの動画視聴は100Mbps~500Mbpsの通信速度を確保できれば安心です。1Gbpsは1,000Mbpsのため、1G(ギガ)コースであれば4K動画なども快適に見ることができます。

通信費を安く抑えたい人

光回線1G(ギガ)コースは、多くのインターネット回線事業者が提供しているため競合が多いサービスです。そのため安価な料金設定になっていることが多く、通信費を安く抑えたい人におすすめのコースです。また、電気やガス、スマートフォンとのセット割などもあるため、より節約したい人はこれらも検討してみてもいいでしょう。

こんな人には光回線10G(ギガ)コースがおすすめ

こんな人には光回線10G(ギガ)コースがおすすめ

高画質な動画やオンラインゲームを楽しみたい人

オンライン上でゲームをしたり、会議をしたりすることが多く、とにかく最速のネット環境にしたい人は光回線の10G(ギガ)コースがおすすめです。遅延を最小限にできるため、一瞬の操作で勝敗が決まる格闘ゲームなどでも快適に楽しむことができるでしょう。
また、4K動画は1G(ギガ)コースでも十分快適に楽しめますが、オフラインで4K動画を楽しむためにダウンロードする場合は、かなりの時間を要します。4K動画をダウンロードして、オフラインで見ることが多い人は、10G(ギガ)コースをおすすめします。

複数人で同時接続が多い家庭

家族など、同じ住居にいる複数人でインターネットを使っている場合は、光回線の10G(ギガ)コースがおすすめです。また、光回線はWi-Fiでも利用可能なため、別々の部屋でも快適に利用できるでしょう。

1G(ギガ)コースが遅く感じる人

1G(ギガ)のコースを使っていて、通信速度に不満がある人は、10G(ギガ)コースに変更することをおすすめします。ただし、10G(ギガ)の通信速度はあくまで理論上の数値のため、周辺環境によって異なる場合があるので、注意が必要です。

※ 表記の金額は全て税込です。
※ ご請求額は、税抜価格の合計に消費税相当額を加算し、1円未満を切り捨てます。そのため、個々の税込価格の合計とは異なる場合があります。

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そのため、個々の税込価格の合計とは異なる場合があります。

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