光回線の10G(ギガ)が必要な人とは?
メリット・デメリットを解説

更新日:2024-2-19

光回線は、ギガの数字が大きいほど高速通信が可能です。そのため光回線のコースを選ぶ際には、より快適なインターネット環境を求めて大容量の10G(ギガ)を検討する方もいるのではないでしょうか。
ここでは光回線の10G(ギガ)のメリットやデメリット、使えるエリア、さらにはどんな人におすすめなのかを解説します。

光回線の10G(ギガ)の特徴

光回線の10G(ギガ)とは、インターネット利用時の最大通信速度が10Gbpsの高速通信サービスのことです。インターネットの通信速度は、1秒間に何ビットのデータを送れるかを意味するbps(bits per second:ビーピーエス)という単位で表し、bpsの数値が大きいほど1秒間にデータを送受信できる速度が速いことを意味しています。

光回線は通信速度の速さと安定性の高さが特徴です。従来の電話回線を使ったADSL通信では50Mbpsで高速といわれていましたが、光回線では1Gbpsが一般的です。1Gbps=1,000Mbpsであることを考えると、光回線がいかに速いかが分かるでしょう。

また、最大通信速度とは理論上の実現可能な最大値であり、実際に使った場合の速度とは異なりますが、光回線10Gbpsは単純計算で1Gbpsの10倍の速度で通信できる規格ということになります。

光回線の10G(ギガ)のメリット

光回線の10G(ギガ)を検討するなら、そのメリットとデメリットを知っておきましょう。まずは10G(ギガ)コースを利用するメリットを3つ紹介します。

通信速度が非常に速い

光回線の10G(ギガ)のメリットは、通信速度が非常に速いということです。光回線の10G(ギガ)は、光回線の1G(ギガ)よりも多くのデータを高速で送受信できます。動画などの大容量データのアップロードやダウンロードの際に、そのスピードの違いを感じられるでしょう。特に10G(ギガ)コースのスペックを最大限に引き出す有線LAN接続にすると、より速さを体感できます。

混雑する時間帯でも不安定になりにくい

大容量の高速通信回線である光回線の10G(ギガ)は、ネットワークの「帯域」が広く、混雑する時間帯でも不安定になりにくいという特徴があります。帯域とは、回線事業者とプロバイダーなどの接続事業者が提供している周波数の範囲で、帯域が広ければ広いほど一度に送信できるデータ情報量は多くなり、通信速度も速くなります。しかし、同じ回線の利用者が増加すると道路渋滞のように帯域が圧迫され、通信速度が低下してしまうのです。帯域が広く圧迫されづらい10G(ギガ)は、こういった現象が起こりにくい仕組みになっています。

同時接続しても安定する

通信速度が速い10G(ギガ)は一度に送信できるデータ量が多いため、同時接続している端末で分け合える信号の量も多くなります。そのため大人数が同時にインターネットを使っても、10G(ギガ)ならストレスなく快適にインターネットを楽しめるのです。インターネットを同時に使用する機会が多い、大人数の家庭やオフィスでの利用もおすすめです。

光回線の10G(ギガ)コースのデメリット

10G(ギガ)コースには多くのメリットがありますが、デメリットもあります。10G(ギガ)コースの主なデメリットは、下記の4つになります。メリットと併せて検討しましょう。

1G(ギガ)のコースより月額料金が高くなる

10G(ギガ)コースは、一般的な1G(ギガ)コースよりも月額料金が高くなる傾向にあります。しかし最大通信速度が10倍になるのに対して月額料金も10倍になるわけではなく、その差はおよそ500円~2,000円程度のことが多いので、通信速度の速さと料金を比較すると、利用目的によってはコストパフォーマンスが高いと考えることもできます。

利用エリアが限定的

現在、10G(ギガ)の提供エリアは拡大中ですが、新しいサービスのため、まだまだ利用できるエリアが限定されています。10G(ギガ)提供エリアでも、集合住宅では設備が10G(ギガ)に対応していないと利用できない場合もあります。

新たに開通工事が必要

10G(ギガ)と1G(ギガ)では光回線の設備が異なるため、新たに10G(ギガ)コースを利用する際には開通工事が必要になります。10G(ギガ)コースの新規工事費を実質無料にしている光回線事業者がほとんどですが、契約してすぐに使えるわけではない点には注意しましょう。

10G(ギガ)対応の機器の導入が必要

10G(ギガ)コースでは、使用する機器や配線なども10G(ギガ)対応のものが必要です。デバイスやルーター、ケーブルなどは、搭載されている性能以上の通信速度は出ないため、10G(ギガ)の光回線に接続していたとしても、機器が1G(ギガ)対応の場合、最大1G(ギガ)までしか送受信ができません。
10G(ギガ)の光回線を利用する際に必要な機器などは、下記のとおりです。

  • 10G(ギガ)対応の機器の導入が必要
    • 10G(ギガ)コースでは、使用する機器や配線なども10G(ギガ)対応のものが必要です。デバイスやルーター、ケーブルなどは、搭載されている性能以上の通信速度は出ないため、10G(ギガ)の光回線に接続していたとしても、機器が1G(ギガ)対応の場合、最大1G(ギガ)までしか送受信ができません。
      10G(ギガ)の光回線を利用する際に必要な機器などは、下記のとおりです。
  • 10G(ギガ)対応のWi-Fiルーター
    • 通信規格の古いWi-Fiルーターは、最大通信速度(理論値)が小さく10G(ギガ)の性能が発揮できません。家庭用に普及しているWi-Fiルーターでは、10G(ギガ)に近い最大通信速度の「Wi-Fi 6」が推奨されています。
  • 10G(ギガ)対応の通信デバイス
    • パソコンやスマートフォン、タブレットなどの通信デバイスが古いと、Wi-Fiの通信規格が「Wi-Fi 6」に対応していないことがあります。接続する通信デバイスのスペックが低いと、10G(ギガ)の光回線を利用しても通信速度は速くなりません。
  • 10G対応のLANケーブル
    • モデムとWi-Fiルーターを接続する際や、Wi-Fiルーターとパソコンなどのデバイスを有線接続する際に、10G(ギガ)対応のLANケーブルが必要になります。10G(ギガ)の性能を発揮するには、最大通信速度の数字が大きい、カテゴリー6A(CAT6A)以上のLANケーブルが必要です。
  • 10G(ギガ)対応のLANポート(有線接続する場合)
    • 通信デバイスとルーターを有線接続する場合には、LANケーブルの差し込み口であるLANポートの規格も10G(ギガ)に対応していなければなりません。インターネットを繋げるために、LANケーブルを挿す外部コネクターとして10G(ギガ)対応のLANカードを増設する方法もあります。

光回線の10G(ギガ)コースにしたほうがいい人は?

光回線の10G(ギガ)コースのメリット・デメリットを踏まえ、下記に該当する人は10G(ギガ)コースの利用がおすすめです。当てはまる人は、10G(ギガ)コースを検討してみてください。

高画質な動画を楽しみたい人

高画質になるほどデータ容量は大きくなるため、快適に視聴するには通信容量も必要になります。通信容量の大きい10G(ギガ)コースなら、4K・8Kの衛星放送や高画質の映画、リアルタイムのスポーツ観戦も途切れることなく、臨場感たっぷりに楽しめます。

頻繁にオンラインゲームをする人

数秒のラグが勝敗を分けるオンラインゲームにも、10G(ギガ)の光回線はおすすめです。10G(ギガ)の光回線は、データの送受信を表す上りと下りの通信速度が速い上、低いほどサーバーとデータの送受信にかかる時間が短くなるPing値の低さも兼ね備えています。

複数人で同時接続が多い家庭

全員が大容量のデータをやりとりするオフィスや、居住人数の多い家庭など、複数の人が同時にインターネットを利用する場合も10G(ギガ)コースはおすすめです。10G(ギガ)の光回線なら、大人数が同時に接続しても、安定して大容量のデータ通信が可能です。

1G(ギガ)コースが遅く感じる人

1G(ギガ)コースを利用していて通信速度に悩んでいる場合、10G(ギガ)コースに変えることで速度の向上や安定を実感できる可能性は高いでしょう。ただし、10G(ギガ)はあくまでも理論上の数値のため、通信速度が実際にどの程度改善されるかは、周囲の環境によって異なる点に注意してください。

10G(ギガ)コースを契約する流れ

10G(ギガ)の光回線を導入するには、いくつか気をつけなければいけないことがあります。10G(ギガ)コースの契約を考えている方は、下記のような流れで事前確認や申込みを進めましょう。

1. 提供エリアに自宅が入っているか確認

10G(ギガ)コースは、通常の光回線とは設備が異なるため、提供エリアが限られます。まずは、自宅が10G(ギガ)コースの提供エリアに入っているかを確認しましょう。提供エリアは、回線事業者のウェブサイトから確認できます。

2. 管理会社や大家さんへ確認

10G(ギガ)コース提供エリアでも、マンションなどの集合住宅では物件の設備が10G(ギガ)に対応しておらず契約できない場合があります。また、10G(ギガ)コース導入のためには工事をしなければならず、管理会社や大家さんへの許可が必要です。

3. 申込みをする

10G(ギガ)コースの申込み方法は、通常コースと同様です。光回線事業者のウェブページなどから希望のコースを選び、申込みフォームから必要事項を入力しましょう。その後、事業者から連絡があり、10G(ギガ)コースの開通工事日などを決める流れになります。

4. 工事して開通

光回線10G(ギガ)が開通していない物件の場合、電線から10G(ギガ)用の配線を繋げる回線工事が必要です。工事は契約者立ち会いのもと実施されます。自宅までの10G(ギガ)光回線が開通したら、10G(ギガ)対応のケーブルを配線し、10G(ギガ)対応デバイスを接続すれば、10G(ギガ)コースでインターネットを利用できます。

光回線の10G(ギガ)を始めるならおトクなコースを選ぼう

光回線10G(ギガ)コースは対応設備の準備や料金面でのデメリットはあるものの、通信速度や通信データ容量などの面でメリットが大きいのも特徴です。現在のコースで通信速度に悩んでいる方や、より快適なインターネット環境を整えたい方は、10G(ギガ)コースを検討してみてはいかがでしょうか。

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