天孫降臨神話の主人公ニニギノミコトを祀った霧島神宮の近くにある「さくらさくら温泉」では、全国的にも珍しい「天然泥湯」が楽しめます。ログハウスやコテージ、和風戸建てなど、個性的な客室が揃った宿です。

立ち寄りで「大露天風呂さくらの湯」の利用が可能。男女別に広い内風呂と露天風呂があり、露天風呂には泥パック用の天然泥が用意されています。この天然泥は、土の泥ではなく、からだに優しい湯の花が濃縮されたもの。毎日、源泉地から貴重な泥を採取して浴場に運んでいます。
泥湯を楽しむ前にまずは湯船に浸かり、体を温めましょう。発汗作用が高まり、泥湯の効果もアップします。石の容器に入った天然の泥を肌に塗り、しばらく乾燥させます。塗る量は肌が薄く見える程度がベスト！乾燥したら、温泉のお湯で泥を十分に洗い流しましょう。その結果、肌はすべすべでなめらかになります。

泥湯の後は、黒豚料理などが楽しめるレストランで食事も満喫。入浴、部屋利用、食事などがセットになった日帰りプランもあります。また、天然泥湯の泥を使ったオリジナルのクレイソープも販売中。自宅でも気軽に天然泥湯の効果を楽しんでみてください。

錦江湾奥に広がる隼人平野の温泉郷「日当山（ひなたやま）温泉」は、歴史がイザナギ・イザナミの神話時代までさかのぼり、鹿児島の奥座敷として古くから栄えた温泉地です。家族湯（家族風呂）発祥の地でもあり、薩摩の英雄・西郷隆盛が愛した湯としても知られています。

霧島特有の硫黄泉等とは異なり、「日当山温泉」は無色透明・無臭の炭酸水素塩泉。皮膚の脂肪や分泌物を乳化し、石鹸のように洗い流し、不要な角質を取り除いて肌をなめらかにするため、 “美人の湯”として愛されています。湯宿「優湯庵」では、全ての客室に専用の露天風呂があり、宿泊客でなくても日帰り利用で、自噴する源泉かけ流しの“美人の湯”をしっかり堪能できる。やさしい泉質なので、肌の弱い方、妊婦さん、赤ちゃんまで入浴可能だ。

大浴場施設「You湯」では、爽やかな風を感じながら岩と緑に囲まれた露天風呂や、檜の香る内風呂でゆったりと過ごせます。また、大小2つの湯船や浴室テレビを備えるなど、趣向の異なる貸切りの全11室の個室風呂もあり、プライベートな湯浴みの時間を楽しめるのが魅力です。良質な温泉に癒されながら、日常から解放された至福のひとときを過ごしてみましょう。