今年、大分市で新たな夏のビッグイベントとして、大規模な花火大会が開催される。「みんなの夢がかなうように」という思いを込めた『おおいた「夢」花火2024』という名称である。会場は大分川にかかる弁天大橋（臨海産業道路）の上流で、1時間の間に約7,000発の花火が、様々な趣向を凝らし打ち上げられていく。花火大会の会場内には飲食屋台（17時開店）なども出店されるので、お祭り気分で楽しめるひと時となる。大分市中心地近くの河川敷で、夏の終わりを締めくくるにふさわしい夜空に広がる絢爛な花火。川面をそよぐ風にあたりながら、水面からの反射も合わせて、光と音が織りなす壮大で幻想的な光景にきっと魅了されるはずだ。

また、実行委員会事務局では、みんなの力で花火大会をさらに盛り上げていこうと、音楽とコラボして演出される迫力満点の「ミュージックシンクロ花火」をグレードアップするためのプロジェクトを、8月20日までクラウドファンディングで実施中。リターンとしては「メッセージ花火」打ち上げなどを予定している。支援を考える人は、公式サイトで詳しい内容を確認を。今後、大分のまちの夜空を彩る新たな夏の風物詩として定着していくに違いない。

2000年、ミレニアムを機にスタートした鹿児島の夏の風物詩。世界有数の活火山である桜島と波静かな錦江湾という世界に誇る自然景観を背景に開催される、九州最大級の花火大会。2尺玉の2発同時打ち上げや音楽花火など、こだわった演出で約15,000発の花火が夏の夜空を彩る。

会場は鹿児島本港地区の一角にある、桜島と錦江湾を間近に望むことのできる「ウォーターフロントパーク」。市街地からほど近くにあるにも関わらずのんびりとした雰囲気の広大な公園だ。今回は、1月に発生した能登半島地震の1日も早い復興を祈念したプログラムや、恒例の2尺玉の2発同時打上げ、さらに22回目にちなんだ大玉を含む2,222連発の音楽花火によるフィナーレなど、見どころ満載。

また、繁華街「天文館」からも徒歩で15分程度でアクセス可能。会場近くには鹿児島の海の生きものを中心に約800種1万点、世界最大級の魚であるジンベエザメを展示した「いおワールドかごしま水族館」もある。昼間はゆったり市内を周遊して、グルメや自然、鹿児島の魅力に存分に触れる1日にしよう。