大分県の近海で獲れた魚介類、肉、旬の野菜を使ったイタリア料理とワインをカジュアルに楽しめる店。日本ソムリエ協会認定のワインエキスパートでもあるオーナー・曽根崎氏がおすすめするワインは自慢のラインナップ。常時、約50種類のイタリアやフランスからのワインが揃えられている。

ワインが育まれた土地の特性である「テロワール」を大切にし、食材の特性を生かした料理の数々、その日一番の新鮮な食材を使った日替わりメニューも楽しむことができる。旬の食材を使った前菜5種盛り、2種類から選べるパスタ、ドルチェ、コーヒーもしくは紅茶という内容で、ランチは2,200円。こちらにお肉料理が付く3,700円のコースもある。ディナーはスパークリングワインがついたセットで3,800円、料理を存分に楽しめる5,500円のディナーコースが人気。ディナータイムにはアラカルトの日替わりメニューも提供されており、「大分県産牛のホホ肉の煮込み（4,400円）」などコースに加えることも、ワインのつまみとして楽しむこともできる。

ワイン選びで悩んだら、ソムリエ協会の試験で使用するINAOの標準規格ワイングラスで3種類の飲み比べ（赤・白それぞれ1,650円）を。また、毎月テーマを定めて選択されたワインと料理を味わえる「ワイン会」も開催、詳細はこちらから確認を。ワインと料理、シンプルだけど奥深い大人の食事時間を存分に楽しんではいかがだろう。

山里の川岸に湯煙が立ち上り、温泉情緒漂う古湯、天ヶ瀬温泉。歴史は古く、約1300年前に発見されたと伝えられ、別府、由布院と並ぶ豊後三大温泉のひとつだ。玖珠川のほとり、温泉街の中央あたりに静かに佇む「旅館ひたや」は、全5室の客室を有する、落ち着いた雰囲気の湯宿。

半露天風呂が備えられた和の趣に溢れた特別な部屋「牡丹の間」や和洋室「睡蓮の間」、洋室のツインとダブルが用意されている。「牡丹の間」以外に宿泊の場合は、貸切りのお風呂を利用。24時間好きな時に入浴（1回1時間）できる。泉質は単純温泉。かすかに硫黄の香りが漂う肌あたりの良いさらりとした湯には湯の花が舞う。

夕食は玖珠川で育った川魚や滋味深い味わいの馬刺しに地鶏のたたきなど、地産食材を生かした滋味豊かな料理が並ぶ和会席。他にも自然に囲まれた地であるからこそ味わえる新鮮なジビエ料理のコースも用意されている。朝食ももちろん、旬の地産食材を取り入れたからだに優しい献立。また完全個室のエステルーム（予約制・女性のみ）も完備。自然に囲まれた山里の料理に舌鼓を打ち、しっとりと湯を楽しみ、川のせせらぎに自然を全身で感じ、清らかな空気の中でひと呼吸。時の流れを忘れてしまう癒しのひと時を過ごしてみよう。