別府で温泉を満喫した後は、大分の豊かな自然が育んだ食材を使用した昔ながらの郷土料理で腹ごしらえ。国道500号線（九州横断道路）沿い、鉄輪温泉と別府港の中間あたりに位置する「甘味茶屋」は、緑に囲まれ懐かしい雰囲気をまとった古民家風佇まいの和カフェだ。50年近く、観光客はもちろんのこと、地元の人々にも愛され続けている。
風情ある落ち着いた店内では、手延べだんごの「だんご汁」や「とり天」など手作りの郷土料理、つきたてのお餅を使った料理や、「ぜんざい」など甘味の数々を楽しめる。人気NO.1メニューは、大分を代表する郷土料理「だんご汁」と「やせうま」を中心とした「だんご汁定食（1,180円）」。「やせうま」は自家製だんごに、きな粉をまぶした大分の伝統的なおやつ。素朴な甘さにほっとする。甘味処ながらじっくり煮込んだ「テールカレー（1,000円）」が隠れ人気メニュー。

自慢の餡とお餅の「田舎ぜんざい（630円）」を筆頭に、「茶屋パフェ（800円）」などの甘味類、「つきたて　あんこ餅（570円）」や「餅ぐらたん（900円）」などの毎日ついているお餅を使ったメニューも豊富。旬の食材を使い、その時々の季節を感じさせる素朴で心温まる家庭の味をぜひ味わってほしい。

広大で穏やかな別府湾が目の前に広がるというロケーション、海側客室や展望大浴場から望むオーシャンビューと、源泉100％かけ流しの温泉、そして大分の味が満載の料理を満喫できる海辺の宿。半露天風呂や足湯付きの部屋を含めて、全5タイプの客室が用意されていて、総部屋数は27室（洋室8室 / 和室19室）。海側客室からは、別府湾が広がるオーシャンビューを、街側客室は別府市街の時間とともに変化する光景を楽しむことができる。
最上階には貸切り（有料）の展望露天風呂「天空湯房」、天にひろがる四つの泉をイメージした“北斗七星”、“流れ星”、“銀河”、“天の川”の4つの風呂が設けられ、空と海に囲まれた至福のひとときをプライベートで堪能。宿泊客が自由に使える展望大浴場（内湯）では、大きな窓いっぱいに広大な海が広がり、別府湾の景色を眺めながらの入浴を楽しめる。別府湾に昇る朝陽を眺めながらの朝風呂は格別。夕食は関アジ、豊後牛、とり天、椎茸など、季節に応じて旬の食材を使ったバラエティにとんだ大分グルメを満喫できる会席。温泉、グルメと、別府の魅力を存分に味わうことができる別府観光の拠点だ。