梅雨に多い皮膚の病気は?
「ニキビ」
「手湿疹(あかぎれ)」
「水虫」
梅雨はジメジメしてカビやダニが発生しやすい季節です。不快なだけでなく、梅雨の湿気は様々な病気を起こすことがあります。カビや菌の繁殖による食中毒などの感染症は有名ですが、皮膚の疾患にも注意が必要です。
湿度が高すぎると皮膚の痒みを感じやすくなり、ベタベタした不快な感覚によって睡眠が浅くなることもあります。こまめに皮膚を清潔に保つように心がけたり、部屋の湿度をコントロールすることが大切です。
では、答えはどうでしょうか。
答えは・・・3の「水虫」
カビの一種白癬菌で起こる水虫(皮膚白癬)は湿気の多い梅雨や夏の時期に起こりやすい病気です。9割近くが足の裏や足の指の間にできます。
足の指の間に起こる趾間型は、指の間の皮膚が白くふやけたようになり、痒みが強いタイプです。角化増殖型は足の裏、特に踵に多く、かゆみはあまり強くありません。小水疱型は、足の裏にできることが多く、水疱が破けることもあります。これが最も梅雨に発症しやすいタイプでかゆみを伴う事もあります。
梅雨の湿気が原因で起こる病気は他にもあります。
・ダニ:気温が20−30度、湿度が70%以上の時にダニが繁殖して起こりやすくなります。ダニの死骸やフンは、アレルギーの原因として代表的なものです。
・カビ:気温20−30度、湿度60%以上の時に繁殖しやすく、喘息やアレルギー性皮膚炎の原因になります。
・トリコスポロンというカビの胞子によって起こる「夏型過敏性肺炎」という病気もあります。
・夏は同じ気温でも湿度が高いほど不快に感じ、熱中症を起こしやすくなります。
家庭には温湿度計を設置してこまめにチェックし、エアコンの冷房や除湿機能を使って夏は温度を25−28度、湿度を40−60%に保つようにしましょう。
それでは、湿度を下げてカビやダニを予防するポイントを3つご紹介します。
point1窓を開けて換気する
まず、窓を開けて室内の空気を外へ逃しましょう。外気の方が湿度が高い時もありますが、室内にはカビやダニの一部が空気中を浮遊しているため、定期的な換気はとても大切です。
窓が複数あるなら、部屋の対角線上にある窓を2つ開け、室内に風を通します。窓が一つの場合は、扇風機やエアサーキュレーターを窓の外に向かって回せば、効率よく部屋の空気を外に出すことができます。
point2押入れやクローゼットを開ける
部屋の中で最も湿度が溜まりやすいのは、押入れやクローゼットのような閉鎖空間です。長い間締め切っていると、そこへカビやダニが発生してしまいます。晴れた日には押入れ、クローゼット、タンスの引き出しなども開けてみましょう。
家具と壁の間も湿気が溜まりやすいところです。ソファーやタンスなどは壁にピッタリつけずに、少し隙間を開けて設置しましょう。カビやダニの発生の予防に役立ちます。
point3部屋干しを避ける
湿度の高い時に濡れたものを部屋の中に置くと、さらに湿気は上がります。湿気を上げる原因となるものをできるだけ外に出すのがポイントです。雨などで外に干せないときは、乾燥機や浴室の乾燥機能などをうまく利用してみましょう。
浴槽のお湯も湿気を上げる原因となります。浴槽にお湯を入れたら、入浴するとき以外は蓋を閉めておきましょう。
眠っている時、
背中が汗でびっしょり・・・
そんな時のワンポイント!
ベッドとシーツの間にダンボールを敷く
ベッドや敷布団の上にA3サイズのダンボールを敷きます。敷く場所は、背中の肩甲骨が当たる位置がベスト。そして、その上からシーツを被せます。
こうすることによって、背中とベッドの間に隙間ができて空気の通り道ができるので、睡眠中に体から出る湿気が溜まらず、サラサラ快適に朝まで眠ることができます。
手助けアイテム
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山下あきこ(やました・あきこ)
医学博士、内科医、脳神経内科医、抗加齢医学専門医、産業医、米国神経学会会員。
現在、医療法人社団如水会今村病院に勤務。人々が幸せと健康づくりを楽しむ社会を目指し、診療活動を続けながら執筆やセミナー活動を行なっている。「ホンマでっか!?TV」や「Z I
P!」などのテレビ出演も多数。著書に「やせる呼吸」「こうすれば夜中に目覚めずぐっすり眠れる」「死ぬまで若々しく元気で過ごすための賢い食べ方」「『やめられない』を『やめる』本−脱・依存脳」などがある。